笹飴と六安茶 |    茶と猫と。

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  ・・・中国茶好きのお茶日記

くっつきやすいから本当に本当にものすごく気をつけて食べなければならないとウワサに聞く「笹飴」食べてみました。

 

 

夏目漱石の「坊ちゃん」に出てくるらしいけれど、そんな部分あったっけ?と思い、さらりと読み返してみたら確かにありました。

 

 

絶対にかまないでください、の文字。

コワイ、コワイ。でも気になる。

 

 

まずはお茶を淹れました。

竹籠に笹の葉で包まれた茶葉が詰まっている六安茶。

 

 

笹の葉の香りを楽しみたくて、この葉っぱもちぎって一緒に使っていたりしたけれど、今はもうほとんど香らない。

 

 

ほんのり笹の香りがするという笹飴を合わせたら、爽やかな笹の香りが楽しめそう。

 

 

二つ折りになったクマ笹の間に、ひょうたん型の飴。この時点ですでにかなりの粘着力を感じます。

 

 

万一、歯にくっついてしまったら熱いお茶で溶かしてしまおうなんて思いながら、たっぷり抽出。

 

 

半分に割って、いざ口の中へ。あぶないあぶない、口に入れるとき前歯にくっつきそうになってヒヤリとしました。

 

こ、これはウワサ通り、かなりの粘着力がありそう。キャラメルやヌガーの比ではない感じ。

 

 

そのあとはもう、舌で上あごに押さえつけながらひたすら集中。溶けてきてつるりと少しでも歯の裏をかするとドキドキ。

 

嚙んではいけない意味がよく分かりました。優雅に味わうような余裕は皆無で、ひたすら緊張し続けながら舐め終わり、「はぁぁ無事に終わった」と脱力。

 

 

こんな時に限って、遊びに誘う猫さん。横向きに飛んでクルクル回転して珍しく激しい動き。

 

でも笹飴が口の中に入っている間は、声を出す余裕もない。

 

 

飴を包んでいるクマ笹にもこだわりがあるらしい。妙高山麓で毎年土用中に採取して乾燥したものとのこと。

 

せっかくなので、ちぎってお茶に加えてみたら、ぱっと鮮やかな緑色になっていい香り。

 

 

猫さん、お待たせ。笹飴を舐め終えて声をかけたときには、もう遊ぶモード終了していました。

 

慣れている人は上手に食べれるのかな。全部食べきる自信がないので、残りは紅茶に溶かしたり料理に使おうかと思っています。

 

 

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