冬に想いを馳せて鳳凰単叢玉蘭香の雪片を |    茶と猫と。

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  ・・・中国茶好きのお茶日記

暑いのが好きというと健康的なイメージがあるのに、寒いのが好きというと変な顔をされてしまいますが、茶猫が寒い季節が大好き。

茶器


夜風が思いの外冷たくてブルっと寒さを感じるとそれだけで上機嫌に。真夏にいちばん遠い今の季節がいちばん好きなのです。


茶葉


もっと寒い季節に想いを馳せながら、この日のお茶は鳳凰単叢(ほうおうたんそう)玉蘭香(ぎょくらんこう)の雪片を。玉蘭とは白木蓮(はくもくれん)のこと。ほのかな花の香りが心地良い中国茶です。

茶


雪片(せっぺん)というのは、真冬に1回だけ摘まれる大きく育った茶葉。寒さに耐えた茶葉は、他の季節に摘まれるものよりも渋みが少なく旨みがぎゅっと詰め込まれています。


朽ちる


ずっと見ていても飽きることのない、朽ちたようなフォルムの茶壺(急須)で。厳しい寒さが作ってくれる雪片のおいしさを味わいながら、秋が深まっていくのを楽しんでいるところです。



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