いろんなところで「かき氷はじめました」の案内が見られるようになりました。茶猫は、真冬でもかき氷が食べたい派。
氷にこだわったかき氷、シロップにこだわったかき氷、トッピングにこだわりのあるかき氷など、いろんなタイプがありますが、この日いただいたのは、お茶の香味を味わうための「至福の煎茶かき氷」。
煎茶のかき氷を選ぶと、まず最初に使う茶葉を急須に入れてテーブルまで持ってきてくれます。急須を手に取って香りを楽しみ、茶葉をすこしつまんで食べてみる、そんな楽しみを提供してくれるのが、日本茶カフェ「茶茶の間」。
香駿という品種で作られた煎茶、咲耶(さくや)。少しのお湯で茶葉を開かせてから、氷を入れて、ひたすら急須をカタカタと揺り動かし続けるスタッフの方の手元から目が離せません。
さっそく運ばれてきたまっ白なかき氷。こうして作られたお茶の抽出液を、目の前でスタッフの方がかけてくださいます。
小さな急須の中には、まだたっぷりと冷たいお茶が入っており、白蜜は別の器で用意されているので、好みの甘さでいただくことができるのも嬉しいところ。
まずは煎茶だけをかけた氷をぱくり。雪のような、という表現は、見た目を表すことが多いけれど、このかき氷は、雪のような「食感」。雪を食べたことがある人にしか分からないかもしれないのですが、ふわふわに見える雪は口の中で水分を含んだ瞬間、すっと溶けるのではなく、ぎゅっとかたまるのです。
食べにくい氷だと思いきや、白蜜をかけると食感ががらりと変わって、口の中に入れた瞬間すーっと清らかに消えていき、お茶の香りと蜜の甘みがふわっと残ります。さっきの雪のような食感が嘘のよう。
食べすすめながら、自分で冷茶と蜜をかけ足しながらいただきます。温かいお茶もたっぷりと、おかわりまでいただきました。
お茶屋さんのかき氷は、お茶を楽しむかき氷。どのお茶屋さんも、お茶好きの心をくすぐる魅力が隠れているので、いろんなお茶屋さんに足を運びたくなります。
▼日本茶カフェ 茶茶の間
http://www.chachanoma.com/
~ご訪問ありがとうございます~
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