週末は、薬師寺東京別院のお呈茶へ。同じお茶を使っても、淹れ手によって茶席の雰囲気もさまざま。今回は水屋のお手伝いを。
この日のお茶は、熟香の凍頂烏龍茶。煎を重ねるごとに、じんわり身体があたたまってくるほっこり系のお茶です。
自分ではあまり選ばない色使いやお道具のとり合わせの美しさにはっとさせられることもしばしば。
自分が淹れ手のときには、自分で気に入った茶席ができあがって、おいしくお茶が入ると、これがいちばん好き!と思うのだけれど、茶友たちの茶席もまた、その人らしさが溶け込んでいるのが素敵だと思うのです。
この人の淹れたお茶が飲みたい、と思える茶友がそばにいることを嬉しく思います。どんな時でも緊張を解きほぐしてリラックスさせてくれる茶友の淹れたお茶は、ほっこり心が休まるやさしい香味。
今淹れてもらっているんだとひしひしと感じて呼吸が浅くなる時と、何気なくひきこまれてリラックスして楽しめる時があります。その違いは、きっと淹れ手の方の醸し出す雰囲気。
どう?素敵でしょう?おいしいでしょう?とぐいぐい雰囲気でアピールされるのは苦手です。ここにはそれがないから安心して楽しむことができます。久しぶりに良い「気」に満たされた一日でした。
▼薬師寺東京別院
http://www.yakushiji.or.jp/index2.html
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