ガーナの大晦日 ~年越し○○で迎えた2017年~ | つむぐつなぐミライ

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世界放浪35ヵ国のち青年海外協力隊/平成28年度2次隊・保健師/2016年9月~ガーナの僻地で母子保健活動中!

ガーナの片田舎から、あけましておめでとうございます!ひとみんです。

 

みなさん素敵なお正月を迎えられましたか?

 

日本と9時間の時差があるガーナ。日本が新年を迎え、日本からジャカジャカ「あけおめー!」ってメールが来る頃、

 

ガーナはお昼の3時でした。あけおめメール、大量にフライングゲット!

ガーナの大晦日の過ごし方

「みなさ~ん、ご存じですか~!今日...大晦日ですよ~~!!!」と、町内放送を流したくなるほど

 

ガーナ北部の大晦日は、超普通。スペシャル感なく、町も人々も静か。しいて言うなら、ビール飲んどく?教会行っとく?くらいのノリ。

 

(首都部はお祭りもあって盛り上がってたぽい)

 

美味しいごちそう、ない。

ワクワクする行事、ない。

 

年越しそば、お雑煮、おせち、すき焼き、除夜の鐘、三社参り、初詣、おみくじ、初売り....ない。

 

色々恋しい日本だけど、なかでも日本食が脳内をハイジャック。

おじいちゃんが心を込めて送ってくれた救援物資がまさかの年内に届かなかったので、

 

(12月始めに、2週間で届くはずの航空便でクリスマスプレゼントとして送ってくれたのに)

 

どーしてもやりたかった、年越しそば&元旦お雑煮はおあずけ。

 

泣く泣く、別の年越し○○をすることにしました。

年越し○○で迎えた2017年

年末は同じ州配属の隊員や、はるばる遊びに来てくれた他州の隊員と集まりました。

日本のみんながとろける牛肉ですき焼きを楽しんでる頃、

 

ガーナの北部では噛んでも噛んでも噛みきれない牛肉を飲み込んでいました。

 

美味しかったです。

 

跳んで喜んだのが ...先輩隊員からのサプライズ!なんと、手作りのカステラ、シフォンケーキ、プリンを作ってきてくれました!

(生チョコバナナシフォン)

 

さすが...ないないづくしのガーナでいかに楽しむかの術を知っています!

 

さて、そんなこんなで、迎えた大晦日。年越しそばの代わりに、何を食べて年を忘れようか。

 

話し合いの末、決まりました。

 

 

年越しコロッケ。

 

もし、コテコテの関西人がいたなら「なんでやねん」「思考過程を示さんかい」とツッコまれるところですが、

 

ここはガーナ。「サンデーマーケット最高!私の任地には基本○種類しか野菜がない」でも書いたように、北部の入手野菜のレベルの低さは群を抜いています。

 

ガーナ+(大晦日×日本食)÷北部野菜=コロッケ なのです。

 

色々材料が足りないので、

ジャガイモ→ヤムイモ

ひき肉→コーンビーフ

パン粉→ガリ(キャッサバの粉)で代用。

 

なんとかなるもんだ!

 

ハートコロッケ作っちゃうくらい楽しかったし、

お箸が止まらなくなるほど美味しかったけど、

かつて大晦日という1年の終止符を打つ日に、コロッケが脚光を浴びたことがあったのだろうか。

 

日本だったら有り得ない「コロッケが主役の大晦日」も、仲間がいたからこそ楽しい年末年始になりました。

 

新年を迎えたときは、日本人らしく「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。」と正座でご挨拶。

こんな風に日本人らしいことをすると和む。当たり前なんだけど、やっぱり日本人なんだなぁ。

 

ワイルドすぎる元旦は、次回!

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