ホリちゃんです。パリの街の散策は、その都度発見があって楽しいものです。良く知っているものを実際に自分の目で見たときの「確認」の喜び、それから、知らないもの、予備知識がなかったものとの出会い、知っているものが、違った角度から視界に入ってきて再発見する喜び、こうしたことが、パリの散策では、日常的にかなり高い確率で起こるのです。ところで、フランスで昔から言われてきた言葉の中に、「人はセーヌ河左岸で頭を使い、右岸でお金を使う」というコメントがあります。フランス語原語では、
On pence et depenses という格言になっています。

   

パリの発祥の地、シテ島には、フランス人すなわち全カトリック教徒の心のふるさとであるノートルダム寺院が建っています。ここは、ゼロマイル地点でもあり、パリから他都市への距離を算出する起点として、日本橋の役割を果たしています。ここから、セーヌ河左岸に渡ると、本当に知的で「頭を使う」雰囲気があります。

   

サン・ミシェル大通りやサン・ジェルマン大通りが近く、カルティエ・ラタンという学生街にすぐ入るからです。パリ大学、そしてその中でも神学と哲学を中心に扱う人文学部はソルボンヌとよばれます。そうした学生が立ち寄るだろうと思われる古風な本屋さんが軒をならべ、このデジタルの時代にあっても、何の違和感もなく周りの景観に溶け込んでいます。

   

また、パンテオンやフランス人にとっての聖地であるサン・ジュヌビエーブの丘があります。

   

カルティエ・ラタンの近くには、学生の絶好の散策と憩いの場であるリュクサンブール公園があります。

   

サンジェルマン・デプレ教会の界隈に来てみると、ルイ・ヴィトンのブティクがあったりして、観光客がいっぱいいますが、かつて、サルトルやボーヴォワールなどの実存哲学者たちが通った有名なカフェがあって、基本的には「頭を使う」雰囲気です。

   

カフェ「ドゥーマゴ」やカフェ「フローリアン」は、そうした哲学者ゆかりの代表的なカフェです。ただ、サルトルなどは、エスプレッソかカフェ・クレーム(カフェオーレ)一杯で3~4時間も粘って、床には、煙草の灰をいっぱい落として帰るので、あまり評判は良くなかったようですが、ここで彼らが執筆したり議論したりしていたという事実から知名度が上がってお客さんが大勢来るようになったので、お店はもとを取れているはずですけどね。今でも、コーヒー一杯で2~3時間居ても、文句を言われない、というのが、パリのカフェの伝統であり良さですね。

   

セーヌ左岸の地元の人にとっては、静かに祈りまたミサに出席する神聖なる教会であるサン・シュルピス教会もあります。3年前くらいに、ダヴィンチ・コードがブームになったときは、映画や小説の舞台となって、祈りやミサとは無関係の観光客が大勢訪れて迷惑したことと思いますが、そのブームはすぐ終わってホッとしました。確かに、こうしてみると圧倒的に左岸では、頭を使う場所が優勢で知的な雰囲気がありますね。でも、そればかりではなく、エッフェル塔のような代表的観光地もあります。国鉄モン・パルナス駅界隈に行くとデパートやブティクが立ち並び、お金を使う場所には事欠きません。

  

一方、セーヌ河右岸は、商業施設が多く、買物したり、夜も歓楽街として有名な場所があります。モンマルトル界隈は、その一つで、丘のふもとには、フレンチ・カンカンの踊りをみせてくれる「ムーランルージュ」があり、ロートレックやユトリロの時代から「赤い風車」のシンボルとともに良くしられたナイトクラブでした。

   

シャンペンを飲みながら、大人のエンターテインメントとしてのショーを楽しんだり、
カップルでダンスを楽しんだりするところが、フランス語で言う「キャバレー」です。

    

同じようなナイトクラブがシャンゼリゼ大通りにもあります。「リド」と言います。ムーラン・ルージュと並んで、パリの2大ナイトクラブです。リドでは、ブルーベルガールズというスリムで長身の女性ばかり集めて、アメリカンスタイルのレビューショーを見せてくれます。

   

もともと高級ナイトクラブですから、入場もそんなに安くありませんし、好きなように飲んでいると、とんでもない金額になりがちです。昼間、買物でにぎわうところは実にたくさんあります。オスマン通りのデパート街、オペラ座界隈、サントノレ通り、マドレーヌ寺院周辺、等々まだまだあります。しかし、お金を使うところは右岸では優勢ですが、ルーブルやオランジュリーといった美術館をはじめ、カルチャーに触れるところもあるのは言うまでもありません。下の写真はオルセーで、左岸です。

   

セーヌ河の流れる進行方向に沿って、左側を左岸、右側を右岸と言いますが、雰囲気が違うことは良く分りますね。パリの街は懐が深く、何度行っても飽きることはありませんから、一度行った方も、それで満足していないで、ぜひリピートして下さい。皆さんとホリデイツアーでパリに行くのを楽しみにしています。フリータイムもしっかり取れるツアーが多いですよ。それに、添乗員がついていれば安心ですね。

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