死の苦悶(1914-15)


  喉の渇いた雲雀のように 死ぬ
  蜃気楼をまえにして

  または 海を渡り終えて
  最初の藪のなかで 死ぬ
  飛び続ける意欲をなくした
  鶉のように

  が 盲いた鶸(ひわ)のように
  嘆きつつ生きることは しない


ジュゼッペ・ウンガレッティ「死の苦悶」、46ページ)