ピーピーピーとの 電子音で起きた
なんだ おれか?
とうとう携帯の充電が切れたみたい
あ
もう時間も分かんなくなったのか
風が強いな テントがバタバタいってる
テントの入口を開けると
まあ見事な 吹雪
世間はホワイトクリスマスか
外に出ることもできないので テント内で日記を書く
一日半 水を口にしてないけど 意外といけるもんなんだなということが分かった
テントの中からでも分かるくらいに 雪が積もってきた
頭が痛い
脳の前のほうが ゆっくりと針で突き刺されてる感じ
風邪を引くよりは 凍死するということのほうが
よっぽどリアルに感じられた
なんなら遺書でも書いちゃうか
と思ったけど
寒すぎて ペンを握る気にもなれなかったし
笑えないので やめた
世界で一番不幸なクリスマス という題でブログを書こう
と思ったけど
そこまで不幸ではない
きっともっと不幸なクリスマスを送ってる人はいるはず
帰る家や暖かい場所はないし 下手すると死ぬけど
がんばっても 四国で一番とか大分県でトップとか そういうレベルに違いない
カメラの電源も MP3の電源も ほとんどないので
なんだかやることないなー
昼すぎると
テントに叩きつける雪の音があまり聞こえなくなったので
外に出てみた
雪上がってら
しかし 寒い
昨日は一日中 外でヒッチハイクしてても大丈夫やったけど
今日はもう1時間で 無理
我慢が得意なぼくも 無理
テントに入って 暖をとる
ていうか 交通量が昨日の半分くらい
1時間待っても さっぱり
先輩の言葉を思い出した
その先輩が
「苦労した人はほんとに優しい だから苦労したほうがいいよ」
って言った
その言葉をとにかく思い出した
でかいゴミ箱の陰に隠れ 風から身を守り
うずくまって 車を待った
車が来たら 走り出して ヒッチハイクした
数度して
と 止まった????
男「ポリス パスポート ドキュメント」
はぁぁああ
警察かよ
くそっ 手袋とらないけんし わざわざパスポート出さないけんし
くそっ
って 風で手袋が飛んでって 水たまりにモロに落ちた
はー
勝手に見ろ!!!
・・・ニセ警官じゃないよね
ふと マドリッドのことを思い出した
そうとう精巧に調べてる
男「いつからここにいる?」
ちゃ「2日前からだ」
男「なに?どこで寝てんだ?」
ちゃ「あのテントの中だ(指差す)」
男「なに食ってたんだ?」
ちゃ「チョコレート」
男「へ?チョコだけ?」
男「準備しろ 次のサービスステーションまで連れてってやる いいな?」
ちゃ「!????」
そりゃもう 急いだよ
寝袋もたたまずに コールズのバッグに詰め込んだだけ
警察の車は 快適やった
着いて 50時間ぶりの水を飲んだけど 思ったほどの感動はなかった
結局
だれからもメリークリスマスを言われることもなかったし 言うこともなかった
一曲のクリスマスソングも聞くこともなかったし 口ずさむこともなかった
こんなクリスマスはもう一生ない
今日の一言:苦労して 優しい人になろう
宿泊:サービスステーション横
出費:4E(夕食)
食事 朝:チョコ、スナック 昼:チョコ 夜:シュニッツェルサンド
移動 20km
乗り継ぎ台数:1台
これ以上のクリスマスを経験したことがある人は てるみーしてください
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