これは運動会よりも前、たぶん親子室での面会が始まった頃のことなんだけど。。。

あるときふっと思ったことがある。


「彼女は、人に関心が持てないんじゃないのかな?」と・・・


だから、人の目(顔?)をジーと見ていられない。
ちらっと見て、笑うとすぐに目をそらしておもちゃの方に歩いて行く。

なんというか・・・淡白なのだ、人に対する関心が。
うまく言えないけど、素直に甘えてくる同じ部屋のSクン達とはどこか行動が違っている印象を受ける。。。

それまでは、ひとりでおもちゃで黙々と遊ぶからあんまり手がからなくて楽だなぁーと思っていたけど、実は違うんじゃないか?
本当は人に関心が持てないだけじゃないだろうか?

ふと、そんな風に思った。



話は変わるけど、
田舎に住んでいる妹が、6月に甥っ子を出産しまして・・・

その甥っ子に会いに(そして彼女のことを両親に話すために)9月の連休に帰省したとき、甥っ子は3ヶ月。


初の男の子ということもあって、彼は両親とお姉ちゃん2人のみならず、両家の祖父母からも半端なく愛を注がれていた。

みんなが甥っ子に、

関心を持つ。
覗き込む。
抱っこしてあげる。
話しかける。。。。

だから、甥っ子は一生懸命相手を見て、彼なりのコミュニケーションをとろうとして、手足を動かしたりして、他人へ反応を示していた。


バアバは暇があると甥っ子の抱っこして、顔を見ながらいろんなことを話しかけていた。
それに対して、甥っ子もバアバの口元を見ながら一生懸命喋っている。
そしてまたバアバが話しかける。を繰り返していた。


わたし、知らなかったんだけど、3ヶ月でも結構しゃべるんですね。
(何言ってるかはさっぱりだけど・・・)

妹も甥っ子が話始めた頃、「こんなに早くしゃべり始めるなんてわたしの子供は天才じゃなかろうか」と親ばか丸出しで本気で思ったらしいんだけど。。。まあ、普通のことらしい。(^^;

そんなこんなで、甥っ子を中心にほのぼのした時間を連休中は過ごしてきたんですわ。



また話は変わるんですが、
彼女は最初の紹介のときに、児童相談所の人から「言葉が遅い」と言われていて・・・

「耳が聞こえないワケじゃないんだし、言葉の発達は個体差が大きいからそのうち追いつくさ。」と思っていたし、彼女の月齢で標準はどのくらいしゃべるのかもワタシは知らないので、言葉が遅いことについてはぜーんぜん気にしてなかったの。

そんな彼女も面会の回数が増えるごとにだんだんと言葉が増えてきた。

親子室に移ったくらいから、会話みたいな調子でしゃべったりするようにもなってきた
(何いってるかはこっちもわからないんだけど・・・)

相手の目は見てないけど、時々甥っ子のように何かを一生懸命喋っている時がある。

そんな様子を観察してて、そして甥っ子の様子と比較して、あるときふっと気がついた。


ああそうか~、彼女は乳児園にくるまで「ネグレスト状態」だったんだなぁ・・・って。


彼女は、事情があって1年間病院で育ている。

当然周りにいるのは保育士さんではなく、仕事中の看護士さん。。。。

どんなに気にかけても、仕事中の看護師さんでは相手をするのも限界があると思う。

想像するに彼女は、かなり放っとかれていたのではなかろうか。。。

彼女の今の行動は、甥っ子と違って、1番大事な時に愛を与えて貰えなかった故の行動パターンなのではないだろうか? と。。。。

そっかぁ、育てなおししてあげないといけないんだなぁ。
甥っ子みたいに、みんなで愛をいっぱい与えてあげないとね~と、思った瞬間でした。


それから彼女が何かしゃべっているとき、なるべく肯定の言葉をかけて頷いてあげるようにしてみた。
目があってなくてもできるだけ顔を見て目線の高さを合わせてから言う。

「そうだね、そうだね」とか「うん、うん」みたいな感じだ。

それを続けていたら、なにかがまた少し変ってきたような気がする。
表情が柔らかくなってきたのかなぁ