先日、高知県東洋町の最終処分場誘致のことについて書いた。
後半では、都会でガンガン電気を使っているわたしたちは、本当は加害者なのだということも書いた。

先日テレビでこの問題を取り上げていて、コメンテーターの方が「原子力発電はトイレのないマンションに暮らしているようなものだ」と仰ってた。

「うまいこというなぁ。」と思いながら見ていた。

そう原子力発電によってでる放射能廃棄物は、どこにも行き場が無い。
だから原燃は必死になって、六ヶ所村の中間処理施設の建設を急いだわけだし、
机上の空論ではリサイクルできるかもしれないけど、とんでもない危険を伴うし、技術上は何一つ確立していないプルサーマル計画を「リサイクル」という言葉で着飾って国民を騙そうとしている。

ところでメディアでは、
地球温暖化防止のためにも、二酸化炭素を出さないクリーンなエネルギーを作るためにはどうしても原子力発電が必要なのだ。というようなことを言ったりしている。

そう聞くと環境のためにも仕方が無いのかな?とか国民は思ってしまうけど、ほんとうにそうだろうか?

原子力で発電した電気は製造過程でものすごく高温になる。
それを急速に冷却しなくてはいけないのだが、
この冷却する作業にじつは火力発電所2基分の電力が必要になるそうだ。
(出典:グリーンピース)

だから、実はちっとも温暖化防止に一役かってはいないわけだ。

2003年夏。原力発電の事故によってによって東京電力が原子炉を全部停止した年があったけど、
あのときはどうなることかとさんざん騒がれても、結局電力不足で日本が大停電になるなんてそんな大変な事態にならなかったよね。

実は原子力発電がなくても今の日本では充分暮らしていけるそうだ。
ということはそもそも必要ないってことなんだな。

なにも欠陥住宅である「トイレのないマンション」を作る必要も、維持する必要もないのだ。

ではなぜ電力会社や原燃は頑なに原子力を辞めて、クリーンエネルギーに転換することを拒否するのか?

クリーンエネルギーが主流になれば、他の一般企業が名乗りをあげてくる。
たしか一応電気は自由化されているから、そうなると電力会社は独占企業ではいられなくなる→儲けが減る。

それから、原燃は今相当儲かっていて、たとえば原発関連施設を作ったりするときに、漁業権をお金で買ったりするけど、そのときに払う保証金などもう、ぜんぜんへのかっぱ、おちゃのこさいさいでお金がだせるのだそうだ。そんな保証金など痛くも痒くもないくらい儲かっているらしい。
(だから現地で慎ましく暮らしている農民や漁民に対して、ほっぺたを金で叩くような汚いやり方で買収するのだ)

そしてもうひとつ。そんな拝金主義の電力会社にべったりくっついて既得権を謳歌している政治家や政府がある。

そんなに儲かるのなら、ますます東京電力や政府は原子力推進派の方向を変えないだろう。
欲が絡むから、お上の行うことには「常識が通用しない非常識」になってしまうのだ。

もちろん原子力に限ったことではないんだけど・・・・


資源の無い国ニッポン。でも、もともと職人の国だったニッポン。

技術力だけは世界に誇れるものがあるんだから、
世界に先駆けたクリーンエネルギーの国として持てる力を発揮すればいいのにと、
税金だってそういうふうに使ってもらえば、わたしたちもうれしいのに・・・・
とわたしはそう思います。