いままでも、「 買ってはいけない」とか「食べるな、危険!」とか「最新 危ないコンビニ食」など、食品添加物に関する警告本はいろいろ読んできたけど、
最近読んだこの「食品の裏側」はすごくオススメ!




安部 司
食品の裏側―みんな大好きな食品添加物


なにしろ著者の安部 司さん自身が、もともとは食品添加物を売る会社のトップセールスマンで取引先などから「添加物博士」と呼ばれるほど添加物に詳しく、加工品を食べるとどの添加物が何種類ぐらい使われているか判別できるというほど腕の持ち主なのだそうです。

そんな誰よりも添加物屋さんになることを夢見て、実際にトップセールスマンになり、添加物を使って食品を再生させることをある種ゲームのように楽しんでいた彼がなぜきっぱりと会社を辞め、添加物の問題を講演会などで消費者に説くようになったのか・・・

それは、自分が作ったミートボールを娘さんが「おいしい!」と食べている姿を見たとき、自分も家族も「消費者」なのだということに気がついたからなんだそうです。
食品の加工現場を熟知している阿部さんは自分の子供に自分の作ったミートボールを食べさせたくない!と気がついたときに「この仕事は続けられない」と思ったそうです。

この本のいいところは、実際に現場に携わってきた著者だからこそが書ける添加物の「光」の部分も「影」の部分もきちんと書いてあること。

ただ「買うな!食べるな!」と一方的に唱えるのではなくて、今の時代100%添加物を避けるなどという事はもはや不可能だけど、でも「知って選ぶ」ことと「知らずに選ぶ」ということには天と地ほどの差があるということ。
この手の本を読むと。読後に「じゃあどうすりゃいいのよ・・・」って思うことがよくあると思うけど、この本はその部分が丁寧に書いてあると思います。

安くて手軽な加工食品を買う前に、少しだけ立ち止まってほしい。
(というか、この本を読むともうハムやウインナー、タラコあたりはもう食べれなくなりますが^^;)

この食品業界の状況は、メーカー側だけが悪いのではなくて、安ければなんでもいいという消費者側の態度も悪循環を生み出している原因だということを少しだけ考えて欲しいです。

そして「食べ物」って子供に選択権はないでしょう。食卓に料理を出す料理を用意するのは親ですよね。できれば、いま子育て真っ最中の方、これからお母さんになりたいと思っている方、にぜひこの本を読んで欲しいです^^