「孫子」十三編の冒頭のことばに有名な言葉がある、それが、




「百戦百勝は善の善なるものにあらず」(謀攻編)




つまり、「戦わずして勝つ」ことを兵法の理想としている。




FXも同じで、全戦全勝をしょうとする者は必ず滅びる。




孫子が言うには、武力を行使して勝つというのは最低の手段であり、愚策以外の何物でもない、




つまり、FXでいうテクニカル分析や予想である。




では、そういって武器を持たずにFXができるのか?




もちろんできる!!




では、なにが必要か?




「兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり、察せざるべからず」




有名な将軍、勇敢な将軍ほど、事にあたって、非常に慎重になる。




テクニカル分析や予想よりもまず、




「慎重になる」




ということ。




好んで戦いを語る人間にろくな人物はいないということであろう。





漢の光武帝(こうぶてい)もこう言っている





「一度軍を動員するごとに頭が真っ白になる」





自分のお金をFXに投資したことのある人間ならこの意味はわかる。





だから、軽々しく兵を、つまりお金を動かしてはならない





ということだ。





「まずは慎重になる!!」





それからすべては始まる!!





次は勝つための5つの鍵「道、天、地、将、法」を伝える。





                       第4話に続く