2018年6月10日 手術から5日目

 

朝9時半。日曜なのに、いきなり先生登場。傷を見て、鼻から出てない?っていつもの質問。「出ていません」実際のところ、病棟内は空気がきれい。家ではぐしゅぐしゅいう鼻も、すっきり! 花粉症の私は、手術が4月じゃなくてよかったのかも。鼻を思い切りかむのも厳禁で、多分くしゃみもダメだと思うので、いくら空気がきれいでも、外からの見舞客も病室に来るし、危険だったかもです。先生に、首が腫れている、と言うと、診てくださってから「ここまで切っているからね、大丈夫」と請け合ってくださる。「このまま元気だったら、明日退院する?」思いがけない言葉に、私の尻尾は最大限の振り幅に。「お願いします!」と即答。「明日、朝の診察で元気だったらだよ」と念押しされるも、私の気分はもう退院。明日は台風の予想だけど、とにかく家に帰りたい、の一心。抜針は外来で6月15日とのこと。

 

看護師さんが、「さっき、先生の話が聞こえました。よかったですね」と言ってくれ、退院の手続きの説明や、日常生活での注意点を教えてくれる。頭を極端に下げる動作はNGとのこと。説明の紙に「6月11日退院予定」と書かれるのを見ると嬉しさがこみあげてくる。

 

お昼前。田舎の家族に、退院予定の報告の電話をしていると、結構痙攣が出た。興奮すると出るのかしら? 今まで、出なかったのに!! 先生、看護師さんの言い方が微妙に違うけど、退院時に痙攣が復活している人はかなりいるようです。事前の説明書によると、半数と書かれていました。でも、オペ前までの、きゅーっと引っ張られるような感じは無し。看護師さんの説明もそれぞれ違い、「神経が覚えているんですかね」や「血管が神経を圧迫していたので、その形がそのままついているのだと思います」など。「でも、症状が出てはだんだん治まり、波のように徐々に消えていきます」と言ってくれて、安心する。

 

この週末は鳥越神社大祭とのことで、朝からお囃子が聞こえてきたり、法被を着た人が病院内にもいたりと、お祭りムード満点。やっぱり窓側にしてよかった。ブロガーさん、情報ありがとう。また、明るいので読書にもいいし、開放的な気分になれました。

 

夕方 友人が再度、お見舞いにパンを持ってきてくれる。私が、お粥、いや~と訴えていたからかしら(苦笑)。手術日にはおかきを持って来てくれていました。感謝。隣のベッドの人が点滴のみの絶食中で、バリバリ音が出るものを食べるのは悪い、と思いながら、お腹が空いたら頬張っていました。耳がこもっておかきを噛むと中で響くのですが、そんなの関係ない! 美味しい。友人としばらく談話室でおしゃべり。でも、痙攣は結構出ました。耳のこもり、髄液鼻漏、痙攣復活。こうなったら、腹をくくるしかないです。でも、とにかく明日は退院ですから!

 

ところが、友人が帰った後、血圧を測ったら、185。看護師さんの顔が曇る。熱は、オペ直後は38℃近くあったのが、平熱になりつつあり、異常無し。機械よりマニュアル測定の方が正確に出るから、と測り直してくれたのですが、同程度の数値。「もう一度測りにきます」それだけで心拍数アップ。ひょっとして、点滴終わっている割に水分摂っていないせいかもと考え、スポーツドリンクや水をがぶ飲み…。科学的にどうかはわかりません。血液が薄まれば、血圧下がるかも、という藁にもすがる状態でした。

 

夕方7時45分。シャワー後に再度の血圧測定。少し落ち着いて158。でも、この状態だと降圧剤を処方してもらうかも、と不安げに看護師さんに言われてしまいました。「夜、もう一度測ってみましょう」私の頭の中は暗雲どころか、雷雲が広がってました。

 

夜10時。消灯時の血圧測定。147に下がっていてひと安心。でも看護師さんは厳しい。「下がっていますけど、明日の朝、高かったら、先生に報告します」と去って行く。嬉しさのあまり、友人やら親戚に「明日退院できます」とメール打ちまくったのに…(泣)。

 

頭の痛みは、薬が切れても大したことないくらいに収まっていました。でも、痛みが血圧によくないというので、1日2回くらいは服用していました。傷口は突っ張った感があるけど、痛みはないって感じでしょうか。痙攣は、話すと出るけど、何もしていない時は出ません。