おもしろい人々② | 叉焼BANDチャーシューのブログ
日本の高度成長時代、働く人の殆どが正社員で将来に不安感など無く、夢のような輝く未来を誰もが信じていました。
そんな時代の某会社のお気楽営業マンのお話でございます。

その時代マニュアルなど無視した個性的な(無茶苦茶な)営業マンが沢山おりました。
②自然薯おじさん

先輩営業マンのT. Yさん
顔はゴルゴ13に似の超厳ついが本当は至って気弱の優しい方


営業車で同行した時、急に『 自然薯 』『スキップちゃん』 と意味不明の言葉を一人で呟いておられます。
『先ほどから何をブツブツ言っておられるんですか?』
『 わかりまへんか?可愛い女性がすれ違った時はスキップちゃん、ブスの女性が、すれ違った時は自然薯や!』
『 何のこっちゃ?』
『パスパスぱっす~ん』意味不明な言葉を連発しながら運転されてます。

T. Yさんは以前高槻営業所にいたそうで、その当時の営業所は、住宅地の民家を改造した準備室のような事務所に営業社員が3名と事務の女性社員だけでマネージャーも常駐してない処だったそうです。
そして営業マンが前払式割賦販売(当時流行った高額商品を購入する為の積立金)の集金人も兼ねていたとの事でした。

ある夏の日T. Yさんはあまりも暑いのでボロシャツに短パンにサンダル履きという格好でバイクに乗り集金に回って事務所に帰って来ると、課長とこの事務所に配属が決まった新入社員I.Hが来てました。
課長はT. Yさんの格好を見てカンカンに怒ってます。『 何という格好で仕事してるんだ!新入社員を連れて来てるのに、どういう事や!』
T. Yさんは苦笑しながら一言

『 課長、堅いこと言いっこなし!』

と言って再び集金に出掛けて行ったそうです。

課長は怒りで真っ赤な顔です。『い、言いっこ…。』
新入社員I.Hは必死で笑いをこらえながら、エライ処に配属になったなぁ…。と可笑しいやら不安やら。