バイクの話も3回目に突入〜
当時スズキのバイクにはANDFというのが付いていた。
コレはフロントサスペンションに取り付けられた
ブレーキをかけた時にサスペンションが沈み込む現象を抑える目的があった。
ANDFはアンチ ノーズ ダイブ フォークの略称である。
初心者の僕には、このノーズダイブを抑えるサスペンションは有り難い装置であったが、レースの世界ではやがて不要と判断され、ANDFキャンセラーも発売される様になった。
実は二輪車にはキャスター角というのがあり、
キャスター角はバイクの旋回性や直進安定性に大きくかかわるのです。
このキャスター角が垂直に近いと運動性が良く、キャスター角が寝ると直進安定性が増すのである。
ネイキッド(昔からある形のバイク)ではこの角度は26度位
アメリカン(ハーレーとか)だと30度位
レプリカ(レーシングバイクを模したフルカウルなどのバイク)は23度位になっている
つまりバイクによって初めから与えられている
性質が違うのですが実はこのキャスター角は走行中に変化するのです。
つまりブレーキをかけるとサスペンションは沈み込み運動性が上がり旋回しやすくなる。
またアクセルを開けると逆にフォークは伸びて直進安定性が増すのです。
実はANDFはフォークの沈み込みを抑制したために、ブレーキング開始時の運動性をスポイルしているのです。
けれども免許取り立ての僕はそんな事を知るはずもなく、自分のバイクに与えられた特別な装置を誇らしく思ったのでした。
免許が来てバイクもある。
最初は誰もいない朝に…
朝4時に起きてエンジンをかけて初めて道路を走ったのです。
そして朝露に濡れたカーブの路面で人生初のスリップダウン(転倒)を経験したのでした…



