11月7日、青山円形劇場にて孔大維(コン・テユ)くん出演の『完全版 人間失格』の千秋楽を観てきました
最初は、本を読み返さずに観に行こうと思っていたのですが、先に観てきたテユ友ちゃんに「読んでおいた方がいいよ。時間なかったら、ネットであらすじを読むといい…!」と教えてもらったので、おさらいしてから行きました。
中学生の時に読んだっきりだったので、何だか気味の悪いような話だったよな・・・という記憶だったのですが、今読んでみたら、主人公の思考回路はわけわからないなりに面白さも感じられて。
実際に観劇してみて、読んでおいて良かったなと思いました。
耳だけ全体のセリフを聴きながら視線はほぼテユくん、という不自然な私の観劇スタイル(←今回だけです)にも関わらず、だいたいの流れがわかって楽しめたので。
1回しか観れないので、もうとにかく俳優・孔大維の姿を観ておこうと。
一挙手一投足、表情から呼吸まで、観てきました
青山円形劇場は、舞台と客席の距離がとても近い!という話は聞いていたのですが、本当に近かったです
テユ君は円形の舞台上を、円の縁をぐるぐると移動しながら所々で立ち止まったり、座ったり、寝転がったり。
セリフが無い時も舞台に出ずっぱり。
2時間の間、『作家』役として、その空間に居続けていました。
しかも、2列目だと思っていた座席が1列目で。
時々すごく近くて、うわ~♪と思いながらじーっと見てました。
目の前で、こっち側に向いて座ってる時は、こんなに見てていいのかなぁと思いつつ。。。←視線が芝居の邪魔になるかしらと思ったんですが、見られるための芝居だから、見てていいですよね(笑)
舞台全体の感想も。
まず、主人公が子ども時代のエピソードの場面で、セリフ自体は普通の言葉なんだけど、それを複数の人でシンクロさせて言っているのが、悪夢っぽくて怖いなと。
ごくごく当たり前の(むしろほのぼのとした感じの)家族や親せきの言葉に恐怖感のようなものを感じる主人公の気持ちが体感できるなぁと思いました。
一番面白かったのは、主人公を取り巻く女性たちの描写。
こんな女の人たち、いるんだろうな~。
惚れちゃうって、こういう感じあるかもな~。
傍から見たら、どうしようもないダメ男だけど、付き合っていた女性たちは皆幸せで、愛してたし、愛されてた実感もあって、全然男の人のことを恨んでない。
不思議だけど、そういうこともあるのかもね…と思いました。
主人公はちっとも幸福そうではなかったけれど(笑)
ダメ男の癒し効果を必要としている女性、いるのかも。
私がいなきゃ、ダメなのこの人。。。みたいな。
私は破滅的な人は絶対にイヤですが・・・
テユくん演じる『作家』さんは、主人公の生きざまにイライラし罵倒し、女性たちにも説教する勢い。
うん、テユくんの怒るお芝居好きだなぁ
最初に登場した時にちらっとニッコリしたけど、あとは怒った顔と、真顔と、あきれた顔と、ため息などなど。
舞台の上でイキイキと輝いているテユくんは本当にステキな俳優さんだなぁ~かっこいいな~!と素直に思えました。
あと、ちょいちょい思ってたのが「あ、この角度、あゆみんの好きな角度だわぁ」
特定のテユ友に思いをはせる私(笑)
そんな感じで、2時間たっぷりテユくんを、じゃなくて舞台を観て、とても楽しい時間を過ごしました。
その間、天ちゃんはどうしていたかというと、義母と一緒にこどもの城で遊んでました
5階の三輪車コーナーと、4階の音楽広場で楽しんでいたそうです。
「たのちかったー」って笑顔で出迎えてくれました。
義母に「お母さんも楽しかった?」と聞かれたので、「楽しかったですありがとうございました
」と
本当にありがたかったです。
帰りの車では、ご機嫌で歌を歌っていたかと思ったら、遊び疲れて突然爆睡の天ちゃん。
首都高から夕暮れの空を見ながら、何だかものすごく満たされた気持ちで帰りました。
がんばってるテユくんを観に行けて、本当によかったなぁ。
これからもますます活躍しますように