来月公開の、ジブリの新作【借りぐらしのアリエッティ】
(予告編)→http://www.youtube.com/watch?v=mzK98pAWtVc&feature=related
原作本が手元にあるので、久しぶりに読み返してみました
『床下の小人たち』 メアリー・ノートン作
前に読んだときは、主人公のアリエッティ目線、もしくは仲良くなる人間の男の子に感情移入して読んでいたのですが・・・
今読んでみると、アリエッティの両親や、男の子を預かっているおばさんたちの気持ちが何だかわかるようになっていました。
「大人ってつまんないことを心配するんだな~。」と子どもの頃は思っていたけれど、大人だからこその心配もありますよね。
子ども時代のいろんなことを受け入れる柔軟性もすばらしいけれど、経験を重ねた大人の価値観も大切なものだなぁ・・・相容れないことはあっても
結末は『読者の想像にお任せします』という感じの終わり方なんですが、きっとアリエッティたちにとってハッピーエンドになったに違いない、と思います。