突如景色が開けた国道の上、キョロキョロして見たいけど・・・。 
 
 
こんなに狭い、橋の上では無理ですな。

道路は下に見える住宅街の上にさしかかりまして、橋となりました。

雄大な景色を横目に、とにかくすぐに渡ってしまわねば危なすぎる。

 
早足で橋のたもとに着きましたら、バス停がありました。

しばし来ないから、ちょっとベンチで休ませてもらおう。
ぜーぜー息が荒いです。

ここらでバスに乗りたい衝動に駆られましたが、幸か不幸かバスの本数が超少ない。
しばらく待っても来ないくらいだったので、必然的に歩くこととなりました。


・・・くじけないでよかった。

 
しかしもう、国道は怖いな。

なので、橋まで戻り、そこから低地にある集落への道に入りました。

大回りだけど、線路の近くのルートにつながるはずなのです。

国道の橋を横目に、下り坂。
もうすぐそこが、海でした。

 
ゴーっと音がしたので見ると、山の上をコンテナが移動中。

東海道線の線路があんなところにありました。

この先は熱海からの道とは違って、唯一の道路と線路が何キロも離れて進む、ということはないです。

しかしいきなり空中に表れたかと思ってビックリしました。

 
国道の橋の下、先ほど見えた釣り人たちがいましたよ。

なるほど、ここから突端まで行っていたのか。

手前の駐車場には、釣り人の誰かが乗ってきたと思われる、車が数台停まっています。

 
坂の底辺に着いたら、今度は上ります。

先ほど見えた貨物列車は、海抜何十メートルもありそうな高さを走っていましたから、少なくともそれくらいは上らにゃならぬ。

足も本調子じゃないというのに、このときはあんまり気にならなかったです。

 
一歩、住宅街に入ったら、とても静かで穏やかな雰囲気。

坂を上ると徐々に海がよく見えるようになっていって、ごちゃごちゃ気にしていたことなどふっ飛んでしまいます。


 
玄関前の小さな石階段や、角度に合わせて段差のあるブロック塀が、味があるというか、なんだか良いなあ。

だいぶ上ったら、電車の電線が見えてきました。

もしやこれは、東海道線では初めての、ほんとの意味での「線路沿いてくてく」ができるかも。

線路の真横、行けるか?


 
 と、その前に。

ブロロロロ~と音を立てて、郵便配達のバイクがやってきました。

道を譲りましょう。

こんな上まで上がって来るのも、大変ですね。


♪ すけっちぶっく  サザンオールスターズ