都会的な赤い特急・成田エクスプレスが走っていた線路の下は、こんな風になっておりました。
 
 
見事に草ボーボー。
 
この道中、くさっぱらがやたら多かったです。
 
盛土になったところを走る線路は、今は成田線本線。
 
 
そしてネイビーとホワイトの京成スカイライナーが走るアクセス線の高架と、交差する瞬間がやってまいりました。
この先、まだまだ成田線本線は北へと続いていきます。右のコンクリート塀が成田線本線。
 
 
大通りから外れ、裏道に来たのは、この交差したところが見たかったからでした。
 
JRの下はくぐれるようになっておりまして、線路の反対側へ向かいます。
 
 
右端にまだ本線の柱が写っておりますが、その向こうにさらに高架があります。
 
左が京成成田スカイアクセス線。
そして、正面を横切っているのは、成田線本線から分岐したばかりの、JR成田空港線です。
 
当初は「成田空港駅」は京成電鉄にしかなく、実際には成田空港の旅客ターミナルとはだいぶ離れた位置にあった駅でした。
 
本当だったら成田新幹線を開業して都心と成田空港を結ぶはずだったのが、沿線住民の反対運動などで頓挫され、建設途中の筐体や高架橋などは長らくそのままにされていたこの路線、
 
昭和63年に当時の運輸大臣だった石原慎太郎氏の鶴の一声で再び放置された成田新幹線計画が動き出し、京成線とJRが出資する「成田空港高速鉄道」という第三セクターの鉄道会社が発足します。
 
JRと京成、両社念願の成田空港旅客ターミナルに直接乗り入れる「成田空港線」を開業したのは平成3年のことです。
京成線は京成本線の従来の「成田空港駅」を「東成田駅」とし、新たに途中から分岐してターミナルに乗り入れる形で現在の本線成田空港行きの線路を開業しました。
 
JRはこのあたりの位置から、本線から分岐して新たに作った形です。
 
 
JRの下をくぐって、佐原・銚子方面へ向かう本線と、空港支線の間でパシャリ。
 
実際の湧かれたところは近づけなかったので、これでご勘弁を。
成田駅方面、南側を向いた図です。
 
 
そしてJR空港支線の下もくぐりまして、さらに東側に出ます。
 
この画像で奥に見えている高架は、JRの上を通っていった京成空港線、アクセス線でございます。
 
京成本線の成田空港行きの線路は全然違うルートを通り、成田空港の近くになってから、やっとこのアクセス線の線路と合流します。
 
アクセス線は平成22年に、京成がさらなる時間短縮を目指して開業させた路線で、スカイライナーは「日暮里駅から成田空港まで36分」というのがウリです。
 
 
線路下をくぐれば、そこにあるのはイオンモール成田。
 
とりあえず、この日の目的地に到着いたしました。
 
ここはイオンモール成田にとっても裏手のほうに当たりまして、真ん中に見えている3階建ての白い建物は立体駐車場です。
店舗はこの画像だと右のほうに見切れています。
 
これだけ線路が近い位置にあるもので、JR側にここの地名を撮って「土屋駅」という新たな最寄り駅を造ってほしいという嘆願運動がおこったのですが、数年たった今も実現しておりませんです。
 
JR的には成田駅に近いからかな。。。都内だったら駅ができてもおかしくない距離は空いているんですけどね。
 
現在のイオンモール成田へのアクセスは、自家用車とシャトルバスがメインです。
 
成田駅発のシャトルバスは、いつも混んでます。
 
 
高架のほうを見ますと、JRの空港支線が京成と並びました。
この画像だと、京成の高架と同じ高さになるべく、JRも上っていっているところです。
 
 
少し進んだところで、通路があったから高架下へと移動しました。
 
ここだとだいぶ同じ高さになってます。
 
東へ向いて、右が京成、左がJR.
 
この二つの線路はやがて合流し、同じ線路を二つの鉄道会社が順番に通ることになります。
 
だから、上下線の行き違いのための待ち合わせというのがありまして、そのための待ち時間を取られます。
そのため、空港線は実際の距離より、駅間の時間がかかります。
 
 
最後に、またやってきた成田エクスプレスを眺めながら、この日はここまでといたしました。
 
だらだら続けてまいりました一連の北総の旅ですが、ここでワタクシ、ハタ、と気が着きました。
 
この先、上記のように、JRと京成は同じ線路を通って成田空港へ向かいます。
我孫子支線で近いところは通ったものの、JRの方がまた中途半端な位置から空港支線の旅を始めることになっちゃうんじゃないか?
 
JRの空港支線は成田駅から空港まで。
しかし成田線の本線はJR佐倉駅からで、ここまでルートがかぶっている。
 
どうしよっかな~と考えました結果、実はJR成田線の旅を始めました。
 
まだ本線の旅はちょっとしか進んでおりませんが、1日休んで、掲載できるところまで乗せてしまおうかと思います。
 
 
 
ついでに、いつも文章ラストに載せているBGMですが、今回で日本のバンドシリーズは終了。
次回は日本のソロシンガー一覧シリーズでまいります。
私が知っている、という前提での選曲ですが、よかったらこれもお楽しみくださいませ。
 
♪  やってみよう   WANIMA