実はここ数か月、都会よりも田舎方面の路線を歩くことが多い私なのですが、大自然!といった景色を見ると頭に浮かぶ歌があるので、取り上げてみます。
米津玄師の「Flowerwall」
フラワーウォール、花の壁ですね。
米津玄師氏メジャー3枚目のシングルで、平成27年1月14k発売。
オリコン週間3位になったヒット作でございます。
私自身が米津玄師氏を初めて知った出会いの曲でもありまして、なんともドラマチックな展開が素敵な一曲でございます。
米津氏といえば昨年、「Lemon」が大ヒットして、紅白歌合戦でほとんどの一般の人が初めて生で動いて歌う姿を見たという偉業を成し遂げなさいましたが、それも好きだが今回はこっちの歌。
それこそ「Lemon」から米津氏の楽曲を知った人にはわからないかもしれませんが、この「Flowerwall」はカメラのニコンD5500のCMソングとしてけっこう長い間オンエアされていたので、聞いたことはある!という人は多いと思います。
というか、私はそのCMで初めて米津氏を意識いたしました。
本人は出てないのだけど、CMの中の一幕で、パパにウソ泣きした娘っ子が小憎らしくも可愛かったのが印象的で・・・。
あの子役さんは誰だったんだろう・・・?
CMではパパが愛する子供たちの幼い一幕を撮るという感じでしたが、歌のほうはそのひとつ前の段階、人生のパートナーとこれからどう歩んでいこうかとしている場面、といった感じです。
まあ、私も未熟者ゆえ、とてもふかい米津ワールドを読み切れてはいないので、推測はほどほどにします。
ただ、人生の一場面でものすごくグッとくる瞬間があるだろう歌だと思います。
歌詞中では未来や将来といったものに対してどうしようかと思っている人の前に立ちはだかるものとして、「花の壁」が出てきます。
冷たい鉄やコンクリートの塀などではなく、花の壁というところが、どこか柔らかさを感じます。
絶対右が左のどっちかを行け!みたいな選択肢ではなく、もうちょっとゆるく、いろんな道があるけど、行かない方がいい方向もあるよ、と指摘しているような。
そして、この人だ!と決めた相手と選んだ道ならば、いい感じに行けそうな。
うらやましいぞこのぉぉぉ~!と、ちょっと思いつつ聞いている独身おばさん的には、幻想的な曲も相まって、ちょっと夢見た気分になる歌です。
で、どこが大自然かというと、この曲のPVです。
どこぞの山の中腹みたいなところで、米津氏、歌ってギター弾いてます。
しかし、なんでか場面を染めるかのように、色の付いた粉が噴射されまくっております。
最初は青い粉、途中から赤だの黄色だの。
それをかぶった米津氏も、最後にはすぐにお風呂にご案内したくなるようなありさまになるのですが、最初は白かった服がカラフルに粉で染まっていく様子が、真っ白ではいられない人生とか運命とか、表しているのだろうか?とも思いました。
まだ見てない人、良かったら見てみてください。