ますます家々が連なり、商店も増えてきた国道沿い。
 
一見、ごちゃごちゃとした感じにも見えます。
 
 
レストランとかも見えてきましたが、やってないところもあったり、混んでるところもあったり、これまた入りそびれました。
 
結局、遅いお昼は千葉駅まで戻ってから、一度駅の外に出て食べました。
ほんとうは現地で食事するのも旅のだいご味ではありますが…タイミング逃した感じです。
 
 
こちらは酒蔵の直営店前での湧き水。
 
銘水があるなら、当然、日本酒の酒蔵もあるというのが常識的。
地域によっては焼酎とかに変わるかもだけど。
 
今までいろいろな形のものを見てきましたが、こういった湧き水の設備は「自噴井戸」というそうな。
掘らなくても自分から地表へ噴出したという意味でしょうか?
 
 
千葉県民にはおなじみの、千葉信用金庫の緑の看板が見えてきたら、ああ、街中に帰ってきたとか思ったりして。
 
散々自然豊かなところを通ったので、建物が並ぶ街並みにほっとしたりして。
 
自然は素晴らしいですが、ずっとはいられないなあ。。。
やっぱり住むなら街中ですわ、私。
 
でも、若かりし頃に八街市で一人暮らししてた頃は、畑のど真ん中に一人っきりだったけど。。。
案外平気だったなあ。
 
 
年季の入った金物屋さんを見つけて、ついパシャリ。
 
私たちの同級生に、金物屋さんの2代目がいるもので、なんとなく「金物屋」が気になったりします。
 
金物はしょっちゅう買うものではないけれど、暮らしに必要な道具類がいっぱいありますね。
とはいえ、個人経営だとなかなか厳しいようで、個人宅の工事関係とかを請け負ったりいているところも多いらしい。
 
昔の商店らしい、雨戸でとじられた正面が懐かしさを感じます。
 
 
久留里城からは1キロ越えで歩いてきたと思われる地点で、こんな表示を見つけました。
アクアラインは↑だそうな。
 
アクアラインといえば、東京湾を渡る橋。
この先にアクアラインにつながる圏央道の入口があるわけですね、
 
横の柱についている案内は、久留里駅前と水汲み広場とのこと。
 
 
結局、道中は線路をまともに一回も見ないまま、とうとう久留里駅の案内版が出てまいりました。
 
線路の周りは、どれだけ険しい空間だったのだろう?
電車から眺めるだけではわからないな。
 
 
では国道を離れ、脇道へと入ります。
すぐに表れる駅と。。。あれ、駅より大きな建物のほうが目立ってますよ。
 
えーと、右が駅舎で、左が。。。えーと、君津市役所上総行政センターだそうです。
公民館と観光案内所が入っているらしい。
 
 
駅前は広々。
今まで訪れた久留里線の中では、一番広々してますね。
近くに大きなバス乗り場があるので、その関係もあるだろうか?
 
駅舎を中心に写してみまして、その横の別棟がお城っぽいデザインなのに気づく。
あれがトイレだそうな。
 
 
駅舎とお城トイレに近づきまして、パシャリ。
 
駅舎事態は古いものだそうですが、2000年代に改装されているらしいです。
 
ここまでたどり着けば、列車の本数が多くなるから次が楽になる、と思って頑張って歩いてきた私たち。
さすがに10キロ越えの山越えが疲れた~~。
ここでこの日は終わりといたしました。
 
 
もともと久留里線は、木更津駅とこの久留里駅までを大正元年に開業したのが始まりです。
そういえばつい車両を「電車」と書いてしまっておりますが、気動車なんだから正しくは「電」車じゃないですね。
 
まあ、そう書いちゃってもスルーしてくださいな~~。
 
久留里駅は駅員さんが常駐する駅で、ホームでご案内をされていました。
ここを終点とするダイヤが今も多いので、ホームは2面をそれぞれフル稼働しているそうな。
 
 
駅構内は複線に留置線で、3本のレールがありますが、途中から単線に戻ります。
 
木更津方面を見てパシャリ。
さすがに観光地だけあって、お客さんを他にも見かけました。
 
本当はこの久留里線は、東京湾側から太平洋側まで、千葉県の真ん中を横切っていくはずだったそうです。
 
しかしそれはかなわず、いまも延伸する可能性は低い、、、というか、このお客さんの人数では無理かも。。。
 
でも、木更津ー久留里間はそこそこの乗客数があるので、国鉄=JRが赤字路線の廃止をしまくった時でも生き残った貴重な路線でもあります。
 
太平洋側の、久留里線延伸予定だった予定地は、現在はいすみ鉄道になっているそうな。
そちらは木更津駅より北にある五井駅から小湊鉄道が横切って行って、上総中野駅でいすみ鉄道と乗り換えだけど連絡して、結果的に東京湾と太平洋をつないでいます。
 
久留里線終点の上総亀山駅と、上総中野駅は国道465号線でつながっていて、自動車だったら数キロあるけど楽々行き来できますよ。
 
 
ちょうど車両がやってまいりましたよ~。ふたつ。
 
久留里線は単線のすれ違いの役目も果たしております。
では、乗り込んで帰りましょう。
 
明日はちょっとだけ、オマケです。
 
♪ YUKI  Whiteberry