見事に街はずれの光景が広がったところで、いったん線路から離れます。
 
 
線路から、ほぼ直角の向きの道を選び、ずっと並走していた南側の国道356号線へ移動。
 
今もまだ、国道356号線は線路の北側と南側にそれぞれ、本線・支線が走っています。
 
 
国道へ出たところの角にあったこの店舗、いかにも元・コンビニ。
今はコインランドリーですが、こういうコンビニの建物をそのまま利用した店舗って、多いですね。
特に地方は。
 
出入り口が一歩前に出た二重構造なのは、季節によってすさまじい土ぼこりをおこす地域ならではの工夫です。
 
真正面の自動ドアが開いたらホコリが店舗へダイレクトに入っていくのを防止してます。
だから最初の入り口は店舗の壁の横向きになってます。
 
あとは、冷暖房のためですかねえ。
せっかくの暖気・冷気を逃がさないようにワンクッションとか。
 
 
そのコインランドリーの駐車場から進行方向を見ると、見事に何もないような景色となっています。
 
何度も書きますが、線路の北側には大きな住宅地があって、大勢住んでるんですよ~。
でも南のこちら側は、閑散という感じ。
 
 
途中から歩道が反対側にしかなくなるので、信号を渡ります。
 
でっかいトレーラーが通りかかって、ちょっとビビる。
 
この辺には線路の下をくぐる車道がありまして、そこを通る車で交差点はにぎわっておりました。
 
 
そこを通り過ぎると、あとは進行方向一直線。
 
中央に何か建物が見えてきました。
 
 
こちらは揚排水機場というらしい施設。
下水処理場ですか?
この表現は初めて見たから、よくわからず。
 
 
右手を見ますと、こんな看板が出てきました。
川の停車場?
 
停車場といえば駅やバス停を連想しますが、ここでは、要は駐車場ですよ。
たくさん止まっている車の主は、河原で釣りしてます。
 
ちゃんと駐車場があるのは助かりますですね。
橋の近くに路上駐車とかされたら迷惑ですから。
 
 
だいぶ川に近づきまして、ここで市境となりました。
川の手前100メートルくらいのところが境界線です。
境目が川の真ん中じゃないんだなあ。
 
そんなわけで、我孫子市を離れ、印西市に到着です。
 
印西といえば、北総線の旅の時に結構な距離を通りました。
 
あちらは街はずれを再開発した場所で、SF映画の砂漠の惑星のような雰囲気もありました。
ここはそこよりもだいぶ北に来たところ。
通っている路線が明治にできたくらいですから、印西市としても古くから発展してきたん場所を通るんじゃないかと予想。
 
景色がどれだけ違うのか、お楽しみください。
 
 
そして、橋を渡ってパシャリ。
 
ここは何度か名前を出しました、手賀沼とつながっている手賀川です。
この後、東へと進んで、南下してきた利根川と合流します。
 
広い川ですねえ。
 
 
橋を超えると、広がったのは田園風景。
 
…この時、まだ田植えどころか水が入っていないレベルの状態だらけだったけど。
 
中央に写っている田んぼは、この日に今シーズン初の水入れを開始して間もない様子でした。
端っこからじわじわと地面が濡れていっているでしょう?
 
稲はこの時まだ、ハウスの中で育成中だったろうと思われます。
田植えにはまだまだかかりますねえ。
 
線路の南側はこんな感じで、広い範囲で田園が広がっています。
千葉のコメもおいしいよ~。
 
 
♪ アナグラ  黒猫チェルシー