ちょうど旅レポの区切りのところで、この話題を挟んでみます。

 

書いてる今日は5月18日。

2日前の5月16日に西城秀樹さんがお亡くなりになったとのことで、追悼の気持ちを込めて。

 

さいじょうひでき、という芸名の広島出身の若者は、

 

ロックを歌うアイドル、

日本武道館公演を行った日本人ソロ歌手、

自らの芸風を演出するアイドル、

 

といった、今では売れっ子なら普通にあり得ることを、最初に成し遂げた人としても有名になりました。

 

昨日、訃報を聞いたJ-WAVEのナビゲーター・ピストン西沢氏は秀樹さんを「日本で初めてのアクション歌手!」と称えて偲んでおりました。

 

その当時はピンパイクもインカムもなんもない時代、ワイヤレスってなんだっけなその時代はマイクにコードが付いたまま。

 

それでも、すっ飛ばないようにマイクスタンドにマイクをテープでぐるぐる巻きにして、長いコードを絡ませることなく振り回し、情熱的に踊り歌った秀樹さんは素晴らしいパフォーマーでした。

 

その秀樹さんの数あるヒット曲でも、「ヒデキと言えばこれ!」と多くの人が推すであろう楽曲と言えばこの、「ヤングマン」でしょう。

 

正確なタイトルはYOUNG MAN (Y.M.C.A.)

 
西城秀樹28枚目のシングルであり、最大のヒットでもあります。
 
原曲はアメリカのディスコミュージックグループであるヴィレッジ・ピープルの「YMCA」で、「ヤングマン」はカバー曲です。
 
西城秀樹さんは1978年に渡米したことがあるそうで、その際にヒット曲である原曲を知り、ぜひ歌いたいと思ったとのこと。
 
原曲にはゲイのイメージがあることと、カバー曲はちょっと…という消極的な意見から周りに猛反対されたそうです。
 
ヒデキさんの熱意が実ったヒットとなります。
 
日本語詞は当時の秀樹さんのマネージャーだった、あまがいりゅうじ氏が青春賛歌として訳詞し、大谷和夫氏が青春歌謡ポップスにアレンジしたそうな。
 
だから原曲と、ちょっと内容は変わるらしいです。
 
 
私ど同世代やそれ以上の先輩方には、カリスマ音楽番組ザ・ベストテンでの、9999満点での1位ランキングは忘れられないのではないでしょうか?
 
まだ子供だった私、その当時は9時までに寝なさい!と言われていたので、夜9時から始まるザ・ベストテンはめったに見られなかったのです。
 
ところが同じく幼い兄が、その日はなぜか「今日は凄い事が起こる気がする」などと言って母に懇願。
ついでに私も許されて、見たそのザ・ベストテンが、まさにそのヤングマン9999点を取った、神回でした。
 
次の日、世間も学校も、そりゃ大騒ぎ。
ご家庭にビデオもDVDもない時代ですから、見逃したら年末スペシャルとかで再度放送してくれない限りは見られない貴重な瞬間。
 
見た日との優越感と、見られなかった人の悔しさが顕著な時でございました。
 
 
ああ昭和・・・。
 
衣装もまた、アメリカ国旗をつなぎにしたど派手なもので、シルクハットをかぶって歌の途中で飛ばすとか、見どころ満載のステージ。
 
秀樹さんがテレビに映ると、とてもワクワクしました。
 
今でも、カックラキン大放送での雄姿は忘れられません。
 
脳梗塞を2回患い、過酷なリハビリをしていたという晩年の秀樹さん。
 
そのつらい日々の目標が、「もう一度ちゃんとした振り付けでYMCAを歌いたい」だったそうです。
 
秀樹さんにとっても、この歌は特別な歌なんですね。
 
真のスターだったあなたは、これからもスターです。
どうか安らかに。
 
 
♪ YOUNG MAN (Y.M.C.A.)  西城秀樹。