帝人の塀に沿って南へてくてく。
浅川を渡るためにだいぶ北に行った+中央線も~←こんな感じに八王子駅からくねくねと曲がりつつ南東の方へ降りてきていました。
でも、この帝人の研究所のあるあたりから、再び角度を北東へ向けていくらしいと地図にあり。
そろそろ線路にたどり着いてもいいころなんだけどなあ。。。
とか思っていたら、帝人の塀のはずれあたりで、電車の音が聞こえました。
おお、やっと線路か??
しかし目の前には鬱蒼とした森?林?
そんなに深いわけじゃないようですが、何だか行くのが躊躇われる鬱蒼とした感じです。
と、とりあえず帝人に別れを告げ、道なりに曲がって東へ向かいましょう。
実際、この南に面したところは高台の端っこで、森というより雑木林といった場所だとあとで知ります。
東へ歩いて行くと普通の住宅街にたどり着き、道も徐々に下り坂。
同時に、家々のすき間から南を見ると、何か見えるようになりました。
画像ではわかりにくいですが、長野方面へ向かう特急電車がお休み中ですよ。
住宅街の坂を下りきると、目の前が拓けました。
底に広がっていたのは、たくさんの線路と車両たち。
手前の線路を、時折中央線車両が走っていきます。
こんな、レトロカラーの電車もいました。
昔の中央線は、全体がオレンジ色でしたよ。
今の車両のラインとちょうど見比べられたのですが、オレンジと言ってもちょっと昔と今では明るさが違いますね。
そういえば、昔の山手線や京浜東北線、総武線各駅停車などの車両も、かつてはこのようにイメージカラー一色で塗られていたものです。
そしてせっかくたどり着いた線路沿いの道、このまま道なりに東へ参りましょう。
これまた1キロくらいあるんじゃないかというくらい、長い直線の道でした。
ここは豊田車両センターです。
そういえば、だいぶ昔に御茶ノ水駅で「豊田行き」の中央線快速を見たことがあります。
あの時はすみませんが日野市も豊田地区のこともよく知らず、どこだそれ?とか思っておりました。
そうか~、車両基地があるから、豊田どまりのダイヤの設定もあるということですね。
長く歩いて行き止まり。
迂回せねば。
上を走っているのは都道155号線・平山通りというらしい。
車両センター近くで線路が横広がりしてますから、踏切作るより乗り越えちゃった方が安全。
ああしかし、線路沿い直線で行ければ楽だったのに、阻むのは何だ?と思いつつ、見てみると。。。
阻んでいたのは自動車教習所でした。
なかなかのひろさで、教習中の車も多いようです。
割と線路沿いって、自動車教習所が多いんですよね。
今までにもなんども遭遇いたしました。
私が千葉の地元で通った成田自動車教習所も、JR成田線の線路が見えます。
私が通った若かりしときは、ちょうど成田エキスプレスが走り始めてそんなに経ってない時で珍しく、自分が教習中だというのに通るたびに「わ~い♪」とか喜んでたなあ。
それがたたったのか、実技は規定では終わらなかったが。。。試験は一発だったよっ!(無駄主張)
教習所の広い敷地をグルーっと回るように進み、再び線路沿いへ。
そのまま線路の左側にいても道はあったのですが、急な上り坂になっていました。
なんとなくさぼりたくなった私、平行な道らしい右側へと移動。
これはこれで正解だった様子。
教習所からも程近く、すぐに駅がありました。
豊田駅です。
右側に来たおかげで、ホームに止まっている車両をばっちり見ながらの移動です。
見慣れたはずなのに、なんかうれしい。
実は線路境のフェンスに、歴代中央線車両の写真が飾られてまして、ミニ写真店のようになっていました。
たぶん常設。
さきほど車両センターで見かけたような過去のオレンジ一色の車両や、最新の特急車両まで、この豊田駅を通る電車がいろいろあったことに驚きました。
けっこう数があったので載せきれない。
良かったら近くまで行ったら、駅に寄ってみてみるのも楽しいかと思います。
・・・もし、展示が終了してたらごめんなさい…と、予防線を張っておく。。。
そして南口に到着。
この駅名を見てまず思い出すのは、やっぱりトヨタ自動車と愛知県の豊田市です。
ただ、あちらは「とよた」
こちらは「とよだ」
豊田駅は「た」に濁点が付きますようです。
看板を意識しないで撮ったから見えにくいですが、画像のローマ字表記も「た」が「Ta」じゃなくて「da」になっております。
漢字そのまま「豊田」という駅は、今はここだけのようです。
北海道に廃駅になった豊田駅はあったらしい。
愛知県豊田市にある駅はみんな「豊田」の字に新とか市とか付いているそうな。
今は駅名をかぶらないように工夫されてますねえ。
♪ ジプシー・クイーン 中森明菜