今朝のラジオ番組で、THE BOOMのラストライブになる日本武道館公演の先行チケット販売をしていました。
これはもう締切っちゃってるので、ご所望の方は一般販売を狙ってください。
チケット販売だということで、番組中3曲ほどBOOMの曲がかかりまして、相変わらずさわやかだな~と、耳なじみの良い楽曲を楽しんでお仕事できました。
THE BOOMは特に詳しいわけではないので、バンド自体をあまり語れないのですが、この歌にはちょっと思い入れがあります。
私がこの歌を知ったのはオリジナルシングルとしてヒットした時でしたが、もともとはアルバムの中の一曲だったようです。
沖縄方言で歌った、沖縄限定販売のバージョンもあったそうで、さらにほかに、後年になって何度かセルフカバーされています。
沖縄民謡を取り上げて、三線などの沖縄の楽器も交えた不思議なテイストの楽曲で、それまでのポップスとは様子の違う、独特の歌でした。
THE BOOM自体は沖縄出身のバンドではないので、当初は特に沖縄民謡にかかわる人にバッシングされたと聞きます。
この歌自体が世に出たのは1990年代ですが、沖縄と本土にはまだまだ、歴史からくる大きな隔たりがあったせいだといいます。
でも、この歌が大ヒットし、多くの本土の人たちが観光地として以外に沖縄に関心を持ち、沖縄の若者も故郷の歌を大事にするという風潮が生まれ、今ではこの歌を大事にする沖縄の人が多いそうです。
伝え聞きなのがもどかしいのですが、実際私が沖縄についていろんな意味で新たな感心を持てた、ありがたい歌でもあります。
この歌がヒットする前の、私の中での沖縄のイメージは、どうしても第二次世界大戦時の沖縄戦が付きまといました。
これは私の親や親戚たちの影響が強かったせいですが、戦争の時に子供だった両親とその兄弟にとって、沖縄は外国のような存在だったそうです。
沖縄の方たちには申し訳ないことだと思うのですが、情報も少ない戦中戦後育ちの人たちに、私はそう聞かされました。
とはいえ私は関東からあまり出ないで育ったし、親戚も関東近郊ばかりだったので、別の地域の方にとってはまた違う意識があると思います。
私自身は、物心ついた時には沖縄は日本に復帰していましたから、外国と思ったことはないですが、距離的な意味もあって、とても遠いところです。
日本で唯一の地上戦の舞台となり(これも硫黄島などの沖縄以外の上陸戦闘の舞台があった故、政府は言いかえているそうですが)、昭和47年まで占領地としてアメリカの支配の元に暮らしていた沖縄の人々。
今も様々な問題を抱えてらっしゃる、そんなマイナスなイメージがありました。
学校の歴史の先生が熱心に昭和の歴史を特に教えてくれた影響もあるでしょう。
大変な思いをしたところだと、そんな印象が強かったのです。
ただ単に、私がカナヅチで日焼けしすぎるとやばくなる肌なので、海水浴にあまり関心がなかったのもあり、某航空会社のCMに出てくる沖縄の青い海も、自分には関係ない、よその光景のように映っていました。
ついでに、超が付くほどヘビが大嫌いな母親に、「沖縄と聞くとハブを思い出すから話すのはやめてくれ」と言われていたのもあり 、実際、「リアルな素晴らしい沖縄」というのを知ろうとしてなかったんですね。
とまあ、書いてて自分でも呆れてきましたが、沖縄の良さに気付くの、遅かったです、私。
ある種、偏見の塊のようだった私。
ところがそんなイメージを目いっぱい払拭してくれたのがこの、島唄。
THE BOOMの名前自体はすでに知っていたと思うのですが、アイドルとチェッカーズに夢中になり、漫画ばっかり読んでいた当時の私。
明るくてにぎやかな曲ばっかり聞いていた耳に、ある日飛び込んできた、とても緩やかな音色。
なんだろうな~、なんか、安心する~
というのが、島唄を聞いた第一印象でした。
当初は歌詞の意味がよくわからなかったのですが、知っていくうちに奥深いというか、素朴で穏やかな人々の暮らしと優しい心というものを歌っているのではないかと思いました。
正確には沖縄風、なのですが、沖縄の音楽というのをまともに聞いたのはこの歌が初めてでした。
同時に南国ならではの、ゆったりとした時の流れと共に、自然に抱かれながら生きている人のことを思いました。
どんなところにもいいところ悪いところ、いい歴史悪い歴史、人だっていろいろ、ありますね。
ただ伝え聞いたことばかりにとらわれず、自分で知って感じて判断することの大事さ、そのきっかけをこの曲は与えてくれた気がします。
だってこの歌には、私が持っていたマイナスイメージはまるで感じない。
かといって必要以上に褒め称えるわけでもない。
ありのまま、当時のリアルな沖縄を歌っていたのではないか、それはこんなに穏やかなのは、その地が今、穏やかさや優しさいっぱいだからではないか、そんな風にイメージ転換いたしました。
そうしてまっすぐ見てみれば、沖縄ってきれい!!!
とはいえ、いまだに沖縄へ行ったことのない私、結局は想像の中での沖縄をめでている状態ではありますが、この歌を聴くとほっこりした気持ちになれます。
(風になりたい)と、どっちを取り上げようかと思ったのですが、今回はこちらで~。
THE BOOM,解散ですか。
いくつもの素敵な歌をありがとうございました。
♪ 島唄 THE BOOM