思い付きではありますが、今日から文末にBGMを一曲書こうと思います。

その記事に対して、私が浮かんだ曲や、その日に聞いて一番印象があった曲など。


んで、昔からJ-POP大好き・最近は洋楽も~♪といった趣味もありまして、好きな歌について勝手に語ってしまおうというコーナーも作ってみたりして。


共感者ゼロの気もするが、苦情が来ない程度に好き勝手にやってみます。



私はお仕事の時、毎日ラジオを聞いています。

今は一人で仕事部屋にこもるので、作業に夢中になるとうっかり時間を忘れてお昼すぎてしまうの防止や、ダレる気持ちを時間で区切ってしゃっきりさせるのに役立っております。


今はJ-WAVEをメインに聞いておりまして、今日は午後イチの番組「FM亀田」でひさびさに北ウイングを聞いたので取り上げてみます。



北ウイング


80年代のトップアイドル・中森明菜さんの7番目のシングルです。


それまでの6枚は、デビュー曲の「スローモーション」と、それに雰囲気が近いスローバラード調、

2枚目の「少女A」と、その路線のちょっと突っ張った女の子の切ない本音的な感じの曲、それが交互に出ておりました。


この7枚目でその二つの路線から脱却し、より大人っぽい路線へ行った最初の曲ではないかと。


そもそも北ウイングとは、開港間もない成田空港(当時は新東京国際空港)にかつてあった、二つの建物の一つ。

各航空会社を二つに分けてそれぞれの棟から飛行機に搭乗、到着しておりました。

その二つの建物の名前が「北ウイング」と「南ウイング」


この曲は一度別れた恋人の住む国へ、再び会うために旅立つ女性の歌です。


ヒット当時、当時の人気ランキング番組に日本テレビの「ザ・トップテン」てのがありまして、そこで「この歌の主人公はどこへ行こうとしていたのか」を検証するという企画がありました。


歌自体には、はっきりと行先を書いていなかったのですね~。


そこで番組スタッフは歌詞のキーワードをもとに推理。


「北ウイング」という名称は成田空港だけであり、国際空港であること。

そして北ウイング使用の航空会社の行先の範囲があること。

海を超えるという表記があること。

日付変更線を越えたこと。

夜間飛行であること。

相手は霧の町に住むこと。


といったキーワードから、「行先はロンドンである!」と言っておりました。


堂々と宣言した司会の堺正章さんに、明菜さんは苦笑していたのをなんとなく覚えております。

一応当たってたのかな・・・?明菜さんが答えをはっきり言ったかは謎です。



実は私は成田空港のある千葉県成田市の隣町出身です。

実家は数キロ離れているので、子供だった私の活動範囲には危険はありませんでしたが、空港が建設されていた当時は反対する地元住民が過激派となり、「成田抗争」と呼ばれる紛争が起こっていました。


詳しく語ると長くなるのでいずれとして、空港建設地周辺は時に火炎瓶が飛び、機動隊と反対派が国道で激しく衝突するといった小競り合いも何度もありました。


おまけに上野ー成田空港駅(現在は東成田駅)を結ぶ京成線の特急スカイライナーの車両の多くが放火されたり、開業一日前にして空港の管制塔が爆破され、開業自体が遅れたりと、きな臭い話題に事欠かない時がありました。


なので、成田空港の警戒は常に厳重で、今のように気軽に遊びに行くような場所ではありませんでした。

それこそ毎日テロ警戒中でしたから。


それにまだまだ航空チケットは円安ドル高でバカ高く、庶民は気軽に買えず。

1ドル200円くらいだったかな


そんなわけで成田空港とは近くて遠い、自分には関係のない場所だったのですが・・・。



この「北ウイング」を聞いた時、成田空港に対する、どちらかというとマイナスのイメージがぱあっと変わりました。


もともと地理が好きでして、世界地図を眺めたり、それまでの外国をうたった歌謡曲などから海外へのささやかな憧れというのはあったのですが、それが成田空港から出発できるのだと、その時初めて知ったのでした。


けっしてそうそう見ることはないけれど、自分の住んでいる場所のすぐ近くから、テレビで見るような有名人がやってきて、また帰っていく、旅立ち、帰ってくる。


そんな未知の世界が広がっている場所なのだと、思いました。


とか言いつつ、実は未だに成田空港から飛行機で旅立ったことが皆無な私です。

羽田から国内線はあるんですけども(汗


うーん、やっぱり近くて遠い?


現在、成田空港の建物は第一旅客ターミナル、第二旅客ターミナルという名称です。

「北ウイング」って名称、味があって好きだったなあ。

だからこの歌があって、名前が残っていて、とっても嬉しい。



BGM ♪北ウイング(中森明菜)