メディア推考 | 30m潜って3000m登り300km走破する地球Hunting日記

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人生とは、感動する事と見つけたり!
過去に見てきた聞いてきた体験してきた感動のあれこれ。
最近体験した感動の色々を綴っています。

あれから随分と時間が経ってしまいましたが、問題を提起しておいて何も書かないと言うのでは、些か問題があろうかと思います。


そんなもんで、思うところをちょろっととは言わず、思いのままに書いて行きましょう。

結構時間が経ってしまったので、前回書いたことをもう一度書いておきましょう。


「なんでも、京大の教授がトマトの成分の中に中性脂肪を減らす物質を発見したとかで、マウスを使った実験で効果の確認が取れた...みたいな報道が少し前にありました。

正確ではありませんが、まあ、だいたいこんな感じの内容だったはず。

この報道をお昼前やお昼後の情報番組でなんと伝えたか?

「トマトでダイエット」である。

この後、スーパーからトマトが消えたとか...」


このお話から何が見て取れるか?

形だけ見ると、あるある大辞典の頃から見られる大衆が情報で踊らされる様だけのような感じですが、この情報をマスメディアが「トマトでダイエット」と伝えたことに、とてもうそ寒く感じられるのです。


どう言う事かというと、本来の情報の内容は、

1.京大教授が中性脂肪を減らす物質を発見したこと

2.動物実験の段階であること

掻い摘んでしまえば、こんな所です。


しかし、メディア(以降この文中はマスメディアをメディアとします)はこの情報を、「ダイエット」として伝えました。

結果として、「京大教授お墨付きのダイエット方法で、中性脂肪にダイレクトに働く」と誤解させました。

先に書きませんでしたが、TVで行われた報道では、教授がマウスで効果が見られた分量を人間に換算するとトマト?個分と話した事(しかもこのコメントは、報道記者が人間に換算するとどの位?と質問したものに答えたものです)を取り上げ、ダイエット効果を得る為にトマト?個、トマトジュースで?杯分で効くと報道しました。

これらの報道を受けて、スーパーからトマトが消えた訳です。


ここから見て取れるのは、

メディアは、間違った情報と非難されないようわざわざマウスの話も出しながらも、全体的に京大教授お勧めのダイエット方法と言わんばかりの内容で構成したというい事です。

こういう報道の仕方をすれば、スーパーからトマトが消えることも恐らく想像した上での、意図的な報道のはずです。

それは、あるある時代から見られるように、スーパーからトマトが消えることで更なる視聴率が取れる上、その事自体がニュースとなるからです。

これらは、「京大教授がある物質をトマトから発見した」と言う話だけでは、視聴率が取れないから、主婦層の気を引く為に京大教授の発見を元に情報を改ざん、または捏造した事に他なりません。

ただし、このように捏造とか改ざんとか指摘されるとまずいので、視聴者が勝手に誤解するような内容で報道しつつ、本来伝えられなければならない最低限の情報はされていたようです。


いつの時代からとは言えませんが、このようなあからさまな情報のされ方が常態化してしまった気がします。

自分が子供の頃どうだったかわかりませんが、90年代初頭には既に中立公平な情報とゴシップが混在して報道されていたような気がします。

ですが、ここ数年は更に加速し、いや加速と言うよりは進化し、情報の中立化を無視し歪曲された情報のみがNHKを含むメディアで報道されているように思えてならないのです。


以前から感じていた事ですが、それが最近殊更強く感じるのは、この一年の間報道され続けた原発、放射能の報道のためです。


本来情報とは読み手聞き手に誤解を与えないよう中立で正確であることが条件であり、これこそがマスメディアの矜持であるべきです。

しかし、民放には視聴率、ラジオには聴取率、新聞には購読者数があり、それらの率を伸ばす為、更にはそれらのスポンサーの意向に副わない報道ができない為、どうしても中立性が失われて行きます。

視聴率等を伸ばす為、若干中立性が失われるのは仕方が無いとの考えが昔からありましたが、その考えや譲歩がここ最近一気に瓦解し、どのような事をしても良しみたいな感じに思えてならないのです。


情報の中立性とはどこにあるのか?

「山を見るにも他の角度から」と言うように、物事を一方から捉えるだけでなく、別の方からも捉えなければ正確な事は理解できません。

これは、情報にベクトルを持たせない事と同意だと思います。

つまり情報を発信する事で、特定の人、物等に利益がでるような情報の出し方をするべきではないと言う事です。

しかしながら、今の情報は個人やメディア自身の利益を誘導するように操作されています。

以前は、(表現が変かもしれませんが)自重気味に情報にベクトルが掛かっていましたが、最近は大っぴらに自身の利益誘導を図っているのが分かるほどずうずうしい報道されている気がするのです。


それが、先に述べた原発、放射能報道な訳です。


この一年の間に、原発推進や放射線有効利用と言った報道を目にされた方がどれ位いるだろうか?

少なくとも私は、見たことがありません。

ネットで探してみると、ちゃんと原発推進派の情報発信は存在しますが、それらがメディアで取り上げられる事はありません。

話題性だけなら、「推進派が国民感情を無視して活動している」みたいな形ではやし立てる可能性もありますが、それすらしないのは、被災された方々の感情を逆なでし、報道した側まで非難が飛び火する事を恐れて...というのが一つ。もう一つは、当然のことながら原発推進者側が非常に大きな力を持っていて、そちら側を悪者にし辛い事があります。

よって、触らぬ神になんとやらで、黙殺ないし静観していると私は推測しています。


それに比べ、反原発、脱原発は殊更大きく報道されるのは、耳障りの良さと、被災者感情に合致するからでしょう。


ですが、実際原発を簡単に反対してしまって良いのでしょうか?


最近、メタンハイドレートと言う言葉を耳にした事ありませんか?

原子力に変わる代替エネルギーみたいに報道されています。

ですが、このメタンハイドレート、見識者の見解はエネルギーとしては望み薄で意見が一致しています。

そして、その事は殆ど報道されていません。

(メタンハイドレートがエネルギーとして望み薄の理由が知りたい方は、メタンハイドレートで検索して見て下さい。幾らでも出てきます)


これらの報道の仕方は、メディアが反原発、脱原発を誘導するものであり、正しい物の見方を歪めてしまうものです。

実際、その結果、今原発推進を唱えようとすると、まるで国賊であるかのような扱いです。


しかし、原発を反対した人たちは、電力供給をどうするつもりなのでしょうか?

この国は、資源がありません。

フランスは脱原発を唱えながら、その電力供給を原発推進国ドイツにたよっています。

日本の電力供給はどうするのでしょう?

CO2削減はどこへ行ったのでしょう?

そもそも原発は本当に危険なの?

良く考えて御覧なさい。

今回の不備は、安全を軽視した東電や国の問題であって原発設備、仕様そのものではなかった筈です。


ただ、誤解されないように書いておきますが、今現在の状況の原子力を推進する気には私でもなれません。

あまりにも利権が絡みすぎ、安全をお金に還元し過ぎる嫌いが高すぎます。どのような安全装置を開発しようとも、それを扱う人間の意識が改革されねば、意味を成さない事だけは良く理解しているつもりです。

ですが、

太陽光発電、風力発電、地熱発電などでは、原子力をカバーすることはありません。

何よりメタンハイドレート等が、エネルギー利用されるのはずっと先の話です。それ以前に、エネルギー利用できないかもしれません。

原子力を利用しない選択すると言う事は、自身電気を利用しないと宣言するに等しい行為だと認識しなければなりません。

つまり、クーラーや電子レンジ、PCなどワット数の高い機器の使用を止め、昭和初期程度の生活レベルまで落とす必要があると言う事です。

それだけではありません。

戦争に突入する可能性すら、予想しなければなりません。

近代に於いては戦争と言うよりも紛争、テロと言い換えたほうが良いかもしれません。

結果、資源供給を断たれる可能性だってある訳です。

資源を断たれた時、食料自給率の低い、資源を持たない日本はどうなるのでしょうか?

原発を反対するのは簡単ですが、その結果も想像するべきです。


改めて書きますが、今の原子力発電の扱いを推奨する気はありません。

ですが、科学の進歩は日々続いており、ここで完全に原発を否定し、開発まで止めてしまうのは、これまでの進歩を無に帰す行為でしかありません。

人はいずれ放射能までも征服するでしょう。

その時、他国に遅れを取る事は、資源を持たない日本にとっては危険な事ではないでしょうか?

2位じゃだめですか?と言った元タレントの議員さんがいましたが、日々開発し続けなければ、知識や技術といった未開の地は他国に押さえられ、日本の将来は先細りして行きます。

宇宙開発も、はやぶさが成功していなければ予算減額で、宇宙開発分野で日本の出番は徐々に減っていった筈です。


間違いを正し、正しい物の見方をする為には、中立な情報を元に利権の絡まない考え方をしなければなりません。


私にどれだけ正しい物の見方が出来ているか分かりませんが、少なくとも反原発、脱原発を殊更推進するマスメディアやタレント等の情報を鵜呑みにする気にはなれません。

その裏に、どのような利権が絡んでいるか分かりませんから。


そして、早く脱原発と同じ質と量を持って原発推進の報道もされるような社会が構築される事を望むと共に、利権に絡む政治屋では無く、国を憂う真の政治家の出現を切にに期待するものです。