一般人に求められる情報処理と常識 | 30m潜って3000m登り300km走破する地球Hunting日記

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人生とは、感動する事と見つけたり!
過去に見てきた聞いてきた体験してきた感動のあれこれ。
最近体験した感動の色々を綴っています。

はじめに


 現地で今も原発の対応に当たってくださる東電とその関連会社の方々、政府、自衛隊、警察、消防の方々、海外より救済に駆けつけて下さった各国の方々、被災地で医療に従事する方々、役場の方々、ボランティアの方々、他、この災害にあたり尽力されている全ての方々に、心より感謝申し上げます。

 

 ありがとうございます。


 また、今回の災害にあたり、以前より囁かれる東電の隠蔽体質、内閣、防衛庁、警察庁、東電の責任の擦り付け合い、原子力保安院の無責任は目に余るものがありました。それに輪をかけて、マスコミの偏重報道も目に余りました。

今回は、己の禁を破って持論を展開したいとおもいます。


では、本編へどうぞ。



こんな未曾有の事態のさ中ではありますが、みなさん如何お過ごしでしょうか?

元気に、無事に過ごされていますか?


地震から、10日が経過しました。

繰り返しになりますが、茨近に住む私の安否を気遣ってメール、TEL等下さった方々、本当にありがとうございました。あれから、余震は続き今一つ安心して眠れない日々は続きますが、風邪も引かずこうして無事に暮らせています。


すっかり、このブログも当初の思惑とは違うものになりつつありますが、まあ人生に一度であって欲しい未曾有の災害です。ブログのネタが災害になるのも致し方無いことでしょう。


前々回のブログでは、私の身の回りの状況を記述しました。

これは、勿論茨城南方面が比較的被害が少なく、私を心配して下さった方々に安心して頂く様にと記したものですが、普段の状況であれば実の所、私としてはこういった情報は書きたく無いのです。

私が見る範囲は非常に限定的で、情報源としてはあまりに乏しいものです。ブログを読まれた方で、茨城の状況を私のブログだけで判断される方が居た場合非常に危険だからです。


ですから、

今回もこれから書く内容を、ブログに公開するべきか、しないべきか、些か考えてしまいました。

それは確実な内容が少ない事と、個人的主観と推測が多分に含まれているからです。つまり、間違っている可能性が高いし、誤解も生み易い訳です。

それでも、公開しようと考えたのは、私のようなド素人の意見ですら聞きたいといって似たような質問のTELが数件私のところへ入ってきたからです。

質問は、軽い口調で尋ねてきたものから、かなり真剣なものまでありましたが、要約するとこんな感じです。

・千葉から避難したほうが良いのか?(3/15時点)

・屋外で作業していて良いものか?(水戸方面の方です)

・今どのくらい危険なの?(3/14時点)

・汚染されるとどうなるの?除染って何?


質問してきた方々は、私が水戸方面で仕事をしていた際、日本原子力研究開発機構(旧核燃料サイクル開発機構)の冷却設備をメンテしているのを知っていた方々で、自分より私のほうが幾ばくか原子力について詳しかろう?と思ってTELしてきたようです。

で、質問については、可愛そうですが「わかりません」と正直に答えました。

池上さんじゃあるまいし、そんな丁寧に判り易く解説なんかできないでしょ!

何より気になったのは、これだけメディアで事細かに報道されているにも関わらず、なぜ私に質問するのか?と言う事です。

だって、そうですよねぇ。TVではどこの局でも必ず「専門家」が付いて司会者の質問に答えていて、上記の質問には全て答えています。

で、質問してきた方々に理由を聞いてみたのですが、2人は「政府、メディアの言う事が信用できない」で、他の方は、報道されている内容そのものが理解できないとの事でした。


今日の本題はここです。

・政府、メディアの言う事が信用できない

・報道されている事の意味が判らない

です。


一社会人であれば、行動に判断が求められ、そこに責任が生まれます。

よって、責任を持つということは、行動する判断に責任を持つと言う事です。つまり、このような災害時などは特に、色々な情報を得て、その情報を解析し理解した上で判断し、行動する事になります。

これは特別な事ではなく、一般人の常識として求められているものです。

日本は被災地で暴動、略奪等が比較的少なく、首都圏でも交通が麻痺した中で大きな暴動も無く、各国から賞賛を受けました。これは、他国に比べそれだけ常識力、つまり情報処理と判断力に優れているからこそ、モラルある行動へと繋がるのだと思います。

しかし、今回は、特別でした。今回求められる情報処理は、さらにハードルがあがりました。

その結果として、私のような素人にも、藁をも縋る思いでTELしてきたのだろうと考えました。


先ほど、TEL頂いた方々には「わからない」と回答したと書きましたが、

これは、「何が正解かわからないので、私の考えはお話しますが、後は自分で判断してください」と言う意味です。

本ブログでは、これと同じお話で、私が今回の事象に関して考え判断した内容を掲示しようを思います。

情報を氾濫させるのは、非常に危険な話です。なぜなら情報処理とは、発信する側より、受け取る側にスキルを要求されるものだからです。特に、それが玉石混交であった場合、さらに困難の度合いが増します。

私が書く事がどれだけ正しいか、自分自身でも判断しかね、思い込むと危険なので、今でも50:50位で考えるようにしています。

ですので、読まれた方も、決して鵜呑みにせず、ご自分で調べ判断し自分の意見としてください。

よろしくお願いします。


まず、

政府、メディアの言う事が信用できない件です。

電話の主は、生まれて間もない赤ちゃんを抱える夫婦です。政府が避難地域を10km..20km..と拡大させる状況下でメディアの専門家は「安全です。どうか落ち着いた対応を」の一点張りのなか、実は今後も避難地域を拡大させ、最終的には屋内待機の元千葉から脱出できなくなっているのでは?との疑心暗鬼になり夫婦で喧嘩になったそうです。で、他人の意見を聞きたいとの話でした。

せめて、赤ちゃんだけでもと言う親の切実な話なのですが、15日の段階では私も政府見解をあまり信用していませんでした。というか、東電の隠蔽体質も考慮の対象でしたし、14日の段階ででた原発の上空写真には非常用冷却水ポンプの燃料タンクが綺麗になくなっていました。(google地図の写真と比べました)

電源を失い中央制御室は非常用電源だけでまかなわれている中、多くの制御機器はダウンしたと思われます。その為、稼動機器類の数値はアナログに頼っていたはずです。その為、肉眼で計器類の数値を読み取っていた結果、読み間違いや例の冷却水ポンプの燃料を切らすといった事が起きたようです。

制御機器の大半が使えないなかマニュアルで操作し、原子炉内を安定させるのは素人目に見ても神業です。

やはり、本当に大丈夫なのか?と言う疑問は沸いてきます。

話を少し変えますが、東海村役場の1Fには、環境放射線モニタリングとして役場の放射線量がどのくらい出ているかを計測し、またその数値をWEB上に公開していました。14日の段階で私がそれを確認しようとした所、そのWEBを見つけられませんでした。いろいろ検索したのですが、もしかすると別のところに違う名前で移動しているだけかもしれません。

が、役場のリンクにも無く、検索にも引っかからない。しかたないので、環境省で原発周りを同様にモニタリングしているページがあるのを知っていたので、それを見た所、ここは福島原発の放射線量だけ「調整中」になっていました。

環境省は、判るとして倒壊村役場のモニタリングはどうなってしまったのか?意図的に伏せているのだとしたら、かなり怖い話です。

ですから、この時点では放射線量の数値が多角的に拾えなかったので、かなり懐疑的でした。

現在は、高エネルギー加速器研究所(つくば)の環境放射線モニタリングのリアルタイムの数値や、日本原子力発電(東海村)の同様の数値がWEBで見られる事がわかり、そこの数値が安定しているので、この数値が政府の公式発表と大きくずれない内は、比較的安心していられるでしょう。

逆にWEBが見られなくなるようだと、疑って掛かったほうが良いかも知れません。

話がそれましたが、この夫婦には上記内容の他に、原子炉内で起きている状況で自分が理解している範疇について散々話した上で、最終的には「避難したほうが良いかどうか、はっきりとは言えない」と締めくくりました。


なんと実のない話なことか...


同様に、疑心暗鬼な方で、屋外作業していて良いものか?と相談してきた方は、ある工場の工務課長さんです。

比較的ラフな口調で「ホントに大丈夫かなぁ~?」と心配されていました。この方曰く、「すでにこの辺(水戸近辺)もやばいけど、実質的に避難勧告なんてだせないから、被災を承知でだまってんじゃないのかなぁ」との事でした。

この段階では、放射線量の数値についてあまり自信をもっていませんでしたので、前述同様の事を話した上で「わかりません」と言いました。ただ、この方は、放射線について幾つか誤解していたので、その点については疑問が解消されたようです。

同様に誤解されている方もいらっしゃるかも知れません。まあ、私も人に説明できる程詳しい訳ではありませんが、高校の化学程度の解釈で説明しておきます。間違っていたらごめんなさい。その分については指摘していただけると助かります。


工務課長さんが勘違いさrていたのは、放射線被害は福島原発から放射線が飛んできて被曝するというイメージの仕方です。

この方は、放射線が直線的に物を透過して水戸近辺まで到達し被曝するイメージを持っていました。

確かに放射線に対するイメージとはそんな感じかもしれません。

ですが、今回についてはまだそういった事はありません。

原子炉の状態から書いたほうがよろしいのでしょうが、話が脱線するので、それは後ほど書きます。

現状の放射能汚染の大半は、原子炉内から漏れ出す水蒸気などと一緒に漏れ、拡散する放射性物質によるものです。放射性物質は、多分メディア等でヨウ素やセシウム等の単語を耳にされたと思いますが、これらが風に運ばれて100km...200km...と遥か遠くまで到達します。現在、つくばでもそれら放射性物質が観測され、注意が必要な状態にありますが、幸い、メディアが言うように人体に直接影響が出る数値より遥かに低い数値が出ているので、そう言う意味ではまだ安心です。

例えは変ですが、焚き火が近くにあって暖かいとは感じるけど火傷はしない程度と言ったところでしょうか。

なんにせよ、放射性物質はつくばまで到達しているので、私はあまり楽観していません。特に、雨の降る今日などはとてもお外に出る気にはなれません。

この工務課長さんは、もう一つ勘違いをされていました。それは、放射線を浴びると、浴びた本人も放射線を放出し、放射能汚染物質(放射能汚染人?)になるというイメージです。

私も詳しくいえませんが、放射線が人体に影響を及ぼすのは、細胞内のDNAを破壊するからだと人から聞きました。調べた訳ではないので、表現が正しいか自信がないのですが、DNAの鎖を切断されることで、癌や変異を起こし、結果人体にさまざまな形で影響が出ると聞きました。

専門家の方がよく「微量の放射線を浴びても問題ない」と言っているのは、放射線を浴びて幾ばくかの細胞が破壊されても、人体はすごいスピードで細胞を入れ替えているので結果影響が無いという事です。

また、放射線を浴びたら、浴びた人も放射線を出すということはありませんが、放射性物質を人体に取り込んでしまうと、話が違ってきます。

お空から降ってくる放射性物質を仮に浴びたとしても、人体の表面に付いただけならシャワーを浴びて洗い流してしまえばそれでおしまいです。体に付いた放射性物質が出す放射線によって少し被曝しても、その元を洗い流してしまえば、それ以上被害は増えず、上記のようにわずかな被曝で済み、影響が無いからです。

しかし、人体に取り込んでしまって、例えば吸い込んで肺の中に留まるような場合、その放射性物質は体内で半減期が費えるまで放射線を出し続けます。その間その人はずーっと被曝し続けるのです。

この意味では、先ほどの工務課長さんが言うように被曝した人が放射線を出すというのは、正しいかもしれません。


話は、脱線しますが、2~3日前からニュースで話題になっていた「イソジン」の話も書いておこうかと思いましたが、だいぶ夜も更けてきましたので、今日はここまでにしておきます。「イソジン」の話は、次回この続きを書きますので、その時汚染と除染の話をかきますから、その時書いておきます。


情報の氾濫に加担した形になってしまいましたが、読んでくださった方の一助になれば幸いです。