
子供の頃に父親を亡くし、母親も精神病院に通っていたため、彼は兄とともに孤児院に入れられました。
5歳で舞台デビュー、9際で劇団に入団し、役者人生を本格的に始めたのは14歳の時。
1913年にアメリカへ渡り、ハリウッドデビューしましたが、‘‘小さな放浪者‘‘「チャーリー」というキャラクターで人気を博し、数多くの作品に出演しました。
そして30歳で映画会社を設立して、監督、脚本、主演等をこなしました。
捨て子との愛情を描いた「キッド」、資本主義を皮肉った「モダン・タイムズ」、ヒトラーの台頭に警鐘を鳴らした「独裁者」等の作品を製作しました。
愛や平和を重んじ、作品にて戦争や資本主義に疑問を投げかけたチャップリンは、共産主義者の烙印を押され、反共産主義による赤狩りのターゲットにされ、アメリカを追放されてしまいました。
その後スイスに永住し、「ニューヨークの王様」、「伯爵夫人」の映画に出演。
1977年、89歳のクリスマスにスイスの自宅でチャップリンは亡くなりました。
亡くなった2ヶ月後、ポーランド系の移民が彼の遺体を掘り返して誘拐し、身代金を要求する事件が起きました。その要求の電話を27回に渡り犯人がかけましたが、電話ボックスを監視していた警官が逮捕し、彼の遺体も発見されました。
この事件をモチーフにした映画「チャップリンからの贈りもの」が、2014年にフランスで製作されてます。