幸せだった頃の、シャロレー牧場の日常と馬と人間 | 馬達との春夏秋冬

馬達との春夏秋冬

2019年1月7日 シャロレー牧場の、閉場をお知らせさせていただぃました。
2019年2月7日 なぜ、閉場した牧場のブログをアップし続けているのか『想い』を御話させて頂きました。

 引き続き、馬達との愉快な協同生活の想い出を紹介させて頂きます✲゚。.(✿╹◡╹)ノ☆.。₀:*゚✲゚*:₀。

 

シャロレー牧場の馬達は

毎朝、家となっている放牧地の

山や草原や森林から同僚(スタッフ)の待っている集合場所まで

馬達のみで、降りて来てくれます。

「美味しい物があるからじゃないの?」と

お客様から良く尋ねられるのですが

 馬達の家となっている放牧地の方が

 自由に好きな物を好きな時に好きなだけ食べる事が出来ます。

 

 美味しい物… だけであれば

きっと馬達は山から降りて来てくれないでしょう。

 でも、毎朝下山してきてくれるのは

馬達が、お友達(人間)が大好きだから

そう私は思っています。

 

集合場所に集まってくれた馬達は

みんな「散歩(トレッキング)に行きたいから出して!」と

場内へ出るゲートの前でワクワクしながら待っていてくれます。

前日まで頑張っていたので…等、お休みして欲しい仔を選び

みんな出してあげたいのだけれど…

「出るんだぁ」と嫌がる仔もいる中、なんとか待機放牧場へ

待機放牧場の仔達は、お友達(馬の)と遊んだり

集団生活をする為のルールを勉強したり

横に成ってコロコロ・ウトウト・爆睡 したりしながら

ユッタリ一日を過ごします。

 

 

お友達(お客様)のベストパートナーと思われた選ばれし仔達は

場内へ出る事の出来るゲートを開けると

お友達(お客様)の到着を待つ『繋場』で

同僚(スタッフ)にお友達(お客様)とお散歩に行くための

準備をしてもらいます。

お友達(お客様)とのお散歩の時間までは

同僚(スタッフ)に甘えたり

お散歩ではないけれど…というお友達(お客様)も

馬達に会いに来て下さるので

遊んでもらったり、ナデナデしてもらったり ウトウトしたり

お散歩の時間に成ると

嬉しそうにお友達(お客様)を背中にのせ

いざ、お散歩へ!

最初は、お友達(お客様)と馬達は初対面同士

お互い『どんな馬かな?』

『どんなお友達(お客様)かな?』と

ドキドキ散歩(トレッキング)の開始

お互い仲良くなってくると

馬達のワクワクテンションが上がり過ぎて

お友達(お客様)に迷惑を掛けてしまう事も多々ありますが…

すみません。

散歩(トレッキング)から帰って来る頃には

人馬共に、ニコニコ・ラブラブで帰ってきます。

 

夕方、一日のお散歩(トレッキング)が終わった後は

同僚(スタッフ)に、頑張った仔に感謝の気持ちを込めた

汗流し・ブラシかけ・ナデナデ 等ののち

待機放牧場で待っていた仔達も一緒に

馬の家となっている山の放牧地へ

みんな仲良く、帰っていきます。

 

夜は、馬達の世界

昼間は、人間との時間

 

夜は、自分達の事は自分達で守る『野生』

昼間は、人間に依存した『人間を一番に考えて行動する馬』

シャロレー牧場の仔達は

半野生(放牧中)飼育方法をしている変わった牧場でした。

 

その代り

昼間や空き時間を見つけると

馬とのスキンシップを重点的にし

こちら側(人間界)に、心身共に戻って着やすい様に

沢山の、愛情を注いできたつもりです。

 

 

【万能な仔は居ない。             

  人間でも欠点はある。            

    だからこそ、個々の馬達の性格を把握し

            長所は伸ばし・欠点はフォローする】

 

 

人間を『お友達』『同僚』と慕ってくれ、人間の笑顔が大好きな馬達

 馬達を『家族』と思って接し、馬と居られるだけで幸せな人間

 

そんな 想い から出来ていたのが

シャッロレー牧場でした。