(高橋洋一さん動画)737回シリコンバレー銀行破綻【中・上級編】 | 『ネトウヨ』=ネットにウヨウヨ居る日本人

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737回シリコンバレー銀行破綻【中・上級編】

 

 

なるほど!

5分35秒からの図解が良くわかりますね。

 

・銀行は預金を集めて貸し出すのが基本

・けど全部貸し出すと、預金引き出しに対応できない

・だから、ある程度は預金引き出しのための現金を残しておく

・で、運用するお金は主に「有価証券」か「貸出」に使う。

 

・で、お客さんが預金を銀行に出したり入れたりします。

 

・さて、銀行が貸し出すローンは2年とか3年物です。

・で、お客さんが預金を入れて引き出すのは

 もうちょっとせわしなくて、期間は1年スパンです。

 

・すると。お金を貸出してる2年とか3年の間に

 金利の相場がグングンあがっちゃうことがあるわけです。

・すると、銀行側はお客さんに支払う預金の利息を

 支払うのが苦しくなりますよね?

 お客さんの方は1年平均でお金を出し入れして、

 そのたびに金利が更新されるから。

 

・で、銀行はどうするか?

 有価証券を期間の短い証券にすればいいわけです。

 すると、有価証券の内容が金利の高いものに変わるから

 銀行としても一安心なわけです。

・だから、金利上昇に備えて安全策をとるのなら、

 有価証券は期間の短いものにするわけです。

 

・さて。銀行の規模が拡大して預金も増えました。

 こういう時に貸出ローンの額が増えると良いのですが、

 例えばコロナとかだと会社さんがお金を借りてくれません。

・じゃあどうする?余ったお金で有価証券で運用する。

 ここで短い期間の有価証券なら安全策なんです。

 ただし、短い期間の有価証券は

 どうしても長い期間の有価証券よりも利息が低いので

 儲けは少ないわけです。

 

・で、財テクで欲張っちゃうと、

 長い期間の有価証券で大勝負に出てしまった。

 大きい金利が欲しくなっちゃった。

 結果、インフレの世の中で、

 それがもろに裏目に出ちゃった。

 当面の利ザヤに目がくらんだ結果、

 金利上昇のあおりを喰らって含み損が出てしまった。

 

・で、パニクって、有価証券をどんどん増やして

 含み損もどんどん増えちゃった。

 

・で、ある時にいきなりみんながすごく預金を引き出した。

 すると、預金引き出しのためにお金を用意することになった。

 有価証券を実際に売却したものだから

 含み損が現実的に顕在化しちゃった。

 結果、有価証券とか全部の財産を売り払っても

 預金引き出しの要求額に耐えられなくなった。

 だから、銀行が吹き飛んだ。