現実を見るのは、怖かった。
でも、それでも私は体重計に乗った。
目を疑いたくなるような数字。
あんなに痩せていた私の姿は、跡形もなかった。
60キロを超えていた体重の数字。
たった2ヶ月で、いったい何キロ太ったんだろう……。
とにかく許せなかった。
「私はダメな子だ」って。
どこまでも自分を責めていた。
苦しくて、悲しくて、辛くて。
逃げたくて、逃げられなくて。
「もう、自分をやめたい」――そう思った。
でも、それでも私は、
誰にも会いたくない気持ちを押し殺して、
保健室に通い続けた。
ある日、保健室の先生がこう言ってくれた。
「カウンセリング、受けてみない?」
最初は断っていたけれど、
この苦しみから解放されるかもしれない……
“とりあえずやってみよう”
そう思って、私は初めてカウンセリングを受けてみた。
母にも言えなかった気持ちが、
知らない誰かには話せた。
その瞬間、少しだけ――
ほんの少しだけ、心が軽くなったような気がした。
でも、帰るとまたいつもの自分に戻る。
「何も変わらない」
「変われるわけがない」
そうやって、拗ねていた。
心のどこかで思っていた。
「私の苦しみなんて、私にしか分からない」
って。
