1回目と3回目の悪阻での入院の間に、胎児ドッグとNIPTの検査を受けることにした。


私は高齢かつ、体外受精を繰り返してもなかなか胚盤胞ができないし、初期胚もグレード3とか低いものばかりだったのて、奇跡的にお腹にきてくれた子も何らかの染色体異常があるんじゃないかという不安があった。


現に、年齢が高くなるほど染色体異常は増加して行くという統計があって、初期流産の多くは染色体異常によるものなのだそうだ。↓




厳しい悪阻が続く中でもこれだけは受けておこうと思って11〜13週の胎児ドッグとNIPT検査を申し込んだ。


そして当日は、先に胎児ドッグから始まった。


他にも何人か検査を受けている人がいて、早い人は15分?くらいで終わってそうな人もいたけれど、私はエコーで計測しにくい場所があるのか?胎児の向きが悪いのか?角度を変えてみたり、途中で休憩も挟みながら1時間くらいの時間を費やしていた。

途中から上級の医師に交代したあたりで、少し嫌な予感と不安が湧いてきた。



検査が終わると、NIPT(血液検査)にうつるかと思ったけど、その前に結果の診察があって、

・NT肥厚

心臓の三尖弁逆流

の指摘を受けた。

NTは3.8mmだった。


NT肥厚とは??

↓↓







この胎児ドッグには、FMFという認定資格があるらしい。NT意外にもいくつかの項目を超音波で計測し胎児の異常リスクを評価する資格のようだ。


以下、引用↓


「FMF」とはThe Fetal Medicine Foundation(胎児医療財団)の略称です。FMFは、胎児医療の研究と教育を通して、妊婦・胎児の健康向上を行うことを目的に、1990年にイギリスで設立されました。正確に胎児評価ができることを証明する超音波の国際資格がFMFライセンスです。このライセンスがないと胎児を評価するための胎児カルテシステムを使用することができず、胎児評価(リスク計算)ができません。



国内ではこの資格認定のない医療機関(医師)が胎児ドッグを実施している例もあり、測定に誤差がある例もあるそうだが、私が今回実施してもらった医師はちゃんと名前が登録されており(FMFのオフィシャルページも確認)、信頼できる測定値だと思った。


認定資格登録のオフィシャルページ↓

地図から選択すると認定者一覧が公開されている。

大体日本だと270名くらいの医師が登録されているみたい。





そして、この検査を受けて私の結果として返されたトリソミーの確率は、

•4分の1で21トリソミー (ダウン症)

•17分の1で18トリソミー

•4分の1以上で13トリソミー

というものだった。





当たり前だがとても落ち込んだ。


これだけ待ち望んで、悪阻で入院までして、辛い思いをして、染色体異常かもしれないのだ。


診察を終えて、NIPTをしてトリソミー陽性であっても最終的には確定検査を受けないと行けないということの説明を受け、NIPTは受けずに、翌日、絨毛検査を受けることにした。

先生方も、私の不安を察知してか、最短翌日で検査ができるように試薬会社にもすぐ連絡を入れて調整を入れてくれてありがたかった。


日本では、例え染色体異常を理由に中絶を選択する場合でも、21週6日曜日までと決められていてそれを過ぎるともう中絶はできない。

そしてギリギリになればなるほど、中絶の母体への影響も大きくなり、羊水検査を受けるより絨毛検査を受けた方が良いという説明もあった。

(羊水検査より絨毛検査の方が早い時期に検査可能)

どちらも検査結果が出るのには3週間くらい時間がかかり、羊水検査ができる期間まで先延ばしにすると中絶の判断までの時間が少なくなるというのも現実だ。


この時は色々な情報が一気に入ってきて、また、自分自身もほぼ寝たきりの状況で、メンタルも体調も最高に悪かった。