ホーラックに転院して、はじめての採卵を行った。

 

ちょうど、前の病院で体外受精をはじめたのが1年くらい前で、1年近く採卵&人工授精を繰り返したが、1度も結果が出なかったので(そもそも受精結果も悪い)不妊治療専門の病院に転院をすることを決めたのが7月頃。

夫とともに色々検査を受けて、ようやく9月末から採卵スケジュールを開始した。

 

採卵のための誘発治療は、やはり自分の体には合わない。

最近は採卵の回数を重ねるごとに腕や手首の痛みが酷くなっていって、もしかするともう採卵はしばらくできないのでは…と心が折れそうになるくらいのしんどさ&痛さ。

9月29日に開始して、今日10月28日になってようやく少し痛みが緩和してきたかなという感じ。ほとんど1ヶ月を痛みと共存した生活だった。家事もあまりできなくて、夫にも大きな負担をかけた1ヶ月だった。

勝手にステロイドも増量(最大10mg)しながらなんとか継続したが、それでもなかなか痛みが抑えきれず、ロキソニンを飲んで横になっていることが多かった。

やはり、SLE持ちの私にはホルモン剤とか誘発剤とかは良くないんだって実感した。

 

本当に今後もこの治療を続けるのか?については、すごく迷うし、葛藤する。

何度も繰り返すことで、更にSLEが悪化しないかという心配も。

 

今回のスケジュール

9月29日から採卵誘発を開始。

今回は成長スピードが遅くて、結局10月13日まで2週間も注射を継続。

10月14日に採卵。全て顕微授精。

採卵数5個、初期胚1個、胚盤胞が1個。

 

前の病院と採卵数や受精数はほとんど変わらない。

前の病院も6個取れても1個か2個しか初期胚で凍結できなかったし。

けれど、ホーラックではじめて胚盤胞にたどり着いた。グレードはやはりすごく良いわけではなさそうだが。

 

しかし、タイムラプスという先進医療をつけてもらったので胚についても色々評価ができるそうだ。

受精割合が他人より低い傾向にあるなかで、1つでも胚盤胞までたどり着いたのはやはりホーラックの技術力なのかもしれない。

医師も培養環境の研究には力を入れていると言っていたので、この点においては、転院してよかったという結果。

そういえば先進医療って医療保険の給付対象なのかな?今度保険会社に確認してみようと思う。

 

辛かったことといえば、採卵中の関節痛以外に採卵当日の麻酔がやはり合わなかった。

吐き気止めの薬を点滴してもらっていたが、やはり帰宅途中で吐き気がひどくて、電車に乗ると揺れで更に嘔吐しそうに。

リフォームの打ち合わせに行ってもらった夫に最寄り駅まで迎えにきてもらっていたが、なかなか電車に乗れず各駅停車の電車に乗って1~2駅乗ったら、降りて休憩を繰り返して少しずつ最寄り駅まで帰った。

かなりの時間がかかった。車でもなんとか持ちこたえたが、結局家に帰って、自分のベッドにたどり着いたときに少し嘔吐した。

といっても、前日夜からほとんど食べていないので、水分だけ戻ってきた感じ。

採卵の痛みも酷くて、この日ロキソニンを4~5錠飲んだ。

 

これだけしんどい思いをして、持病にも明らかに良くなくて、それでも治療を続けるのか?ということにすごく迷いがある。

夫にももう難しいかもしれないと何度も弱音を吐いた。

今回も夫の所見が良くなくて(量、運動率ともに基準値以下)医師からは自然妊娠が期待できるかは難しいところとのコメントで、やはり自然妊娠が期待できないのであれば生殖医療しか道はないのだが、続けられるだろうか。

 

とりあえず、なんとか凍結はできたので、今は移植の準備へ。

また、採卵しなければいけない場面がきたときに体調と相談をすることにする。