シリコンバレーバンクの破綻を発端とする連鎖不安の懸念から、株が下落しています。

 

こういう相場の下落に見舞われる度に再認識を強めていることが、「分散投資は大切だ」ということです。

 

SNSが発達したことで、他人の投資状況がよく見えるようになり、また「レバナス」に代表されるようなある一定のセクターへの偏った投資手法が称賛されるような風潮もありますが、やはり資産運用において大切なことは分散投資と資金管理(余力管理)だと思います。

 

日本株もアメリカ株も先行きの不透明感から、下落が続いていますが、今逆に上がっているのが「金」そして、直近ではアメリカの金利利下げ期待で「米国債」も買い戻されています。

少し反対の性質を持つものでも、これらをポートフォリオに加えているだけで、どれか一つの市場の日々の上昇、下落に一喜一憂することが少なくなり、ダメージも大分和らげることができます。

 

コロナが誰にも予想できなかったように、将来のことは誰にもわかりません。

 

これだけ人口減少が危惧されている日本の企業が、今後も売上を維持できるのか?成長できるのか?安定的に配当が出し続けられるかなんか時間が経ってみなければわからない。

 

私はアメリカのインデックス連動ETFを購入していますが、本当にアメリカ全体が今後も良いパフォーマンスを残すかは不明です。

インデックスは、市場全体への投資なので、バリュー株、グロース株、クオリティ株、大型株、小型株、全て混ざっています。

GAFAのレイオフといったニュースをよく聞くようになりましたが、こういう点ではこの先数年は、アメリカのテック企業は難しいかもしれない。

 

なので、やはり株だけでなく、コモディティ、不動産(REIT)、インフラファンド、債券、国債等、様々な投資商品のことを調べて、勉強して、分散投資をしていくことが大切だって思います。

 

購入してみて、間違いだって気づけば、それはポートフォリオの一部なのだから損切りすれば良い。

失敗は付き物なのだから間違いは認めて、修正して、また分散投資のポートフォリオを考えれば良いと思う。

何か一つの銘柄やセクターに集中投資して、再起不能になったり、狼狽売りして大きく資産を減らせばもう投資することもできないかもしれない。

 

なので、これから資産運用を長く続けようって思う人にほど、「分散・積立投資」をしてほしいなと思います。