妊娠判明 | 幸多朗の星

幸多朗の星

2012年3月23日に産まれた息子「幸多朗」は13トリソミーでした。
NICUで3ヵ月半頑張り、7月7日の七夕の日にお空のお星様になりました。
そんな幸多朗との日々を綴っていきます。

なんと妊娠検査薬は、くっきりと陽性反応!


おもわずトイレの中で一人ガッツポーズをしてしまいましたw



嬉しくて嬉しくて、自然と顔がにやけてきてしまい、数時間後にもう1本検査薬を試したところ(2本セットのものだったので)やっぱり陽性反応。


お腹にそっと手をあてて、「そこにいるんだね」と声をかけました。



夕方ごろ、仕事帰りに家に来る予定の夫から「今から行くよ~」とのメール。


その返信メールには、「パパ待ってるよ」という本文と、陽性の反応を示した検査薬の画像を添付。


さらに返ってきたメールは「!!!」と短い本文だけでしたw



家に到着した夫を玄関でお出迎えした時、嬉しいんだけどなんだか恥ずかしいような不思議な気持ちになって、特に言葉を交わさず顔を見合わせて照れくさそうに笑いあうだけ。


夜寝る前に、私のお腹に、愛おしそうにそっと手をあてる夫の姿。


その姿に「あぁ、この人との子どもを授かれて本当に幸せだ」と、深く感じたのです。



翌日の土曜日。


私はさっそく産婦人科へ。夫は息子と映画に行く約束をしていたので、残念ながら別行動。

産婦人科の診察が終わったあと合流し、お昼ご飯を一緒に食べることにしました。


私が決めた産婦人科は区内でも評判が良く、訪れるとちょっと混んでいました。

土曜日だからか、旦那さんと一緒の妊婦さんも多く、「次の時は私も一緒がいいなぁ」と思ったり、まだ見ぬ赤ちゃんのことを想像したりしながら、自分の順番が来るのを待ちました。


そして、いよいよ私の順番。


診察に入り座ると、先生から「尿検査で陽性反応出てますね。エコーで診てみますので、隣の診察室へどうぞ」との言葉。


部屋を移し、経膣プローブで診てみるとそこには…



胎嚢と、その中に、ちっちゃな赤ちゃんの芽が!



「赤ちゃんいますね。基礎体温表と大きさから見て、だいたい5~6週目になります。これから確定させていきますが、予定日は3月下旬から4月上旬くらいかな」


小さな新芽のような赤ちゃんが愛おしくてたまらず、泣き出しそうでした。


次の健診を2週間後の土曜日にして病院を出た私は、夫&息子と合流。

息子にはもう少し様子を見て、折をみて話すことにしていたので、こっそり夫と目配せで合図をして、前日のように照れくさそうに笑いあいました。



年内には入籍して正式に夫婦に。


来年の桜が咲く頃には赤ちゃんが産まれる。



愛する夫と息子、そしてお腹の赤ちゃん。


家族4人笑顔で毎日共に過ごし、子どもたちの成長をずっと見守っていく。


そんな「普通の幸せ」が当たり前に訪れるものだと思っていました。



この時は。