創造的過疎
「サテライトオフィスによる定住促進・人口増加」について徳島県神山町へ視察に行ってきました。
人口減少という数ではなく過疎の内容を変えて人国構成の健全化を図り、多様な働き方を実現できるビジネスの場として主に、
1・ワークインレジデンス(町の将来にとって必要な働き手や起業家の誘致)
2・サテライトオフィス(IT、映像、デザインなど働く場所を選ばない企業の誘致)
3・神山塾厚生労働省の基金訓練、求職者支援訓練による後継人材の育成)
を行なっています。
テレビ放送のデジタル化に伴い、徳島県をあげて全国屈指の高速ブロードバンド環境を早くから実現し、オフィス開設・運営費用
への補助(通信費、古民家改修費用等)などの支援を活用して、カバー率98.8%のFTTH網と公設民営方式の光CATV(加入率88.3%)を全県域に整備した事で、サテライトオフィスに代表される起業家の誘致に実現したと言えます。
その影には、多年にわたり、アーチストやクリエイターなど芸術家の移住に取り組んだ神山アーティスト・イン・レジデンスの継続的な取組が現在の礎になっていると感じました。
芸術家・起業家の移住から、なんと平成23年についに人口の社会増が社会減を上回り60名以上の地元雇用を創出しました。
そして神山の成功した最も大きいところがメンターの存在です。
地元のNPO法人グリーンバレーの大南理事長の熱意により、自治体を巻き込み、創造的過疎という明確なコンセプト、災害に強い地盤、国による支援の活用により正に神山モデルを実現してのだと思います。
私たちのまちでも、持続可能な社会のあり方を創造する中で、より主体性を持って、地域の磨き上げをおこなっていきたいと思います(^。^)