4月に映画が公開されるという情報を見て、
あ!前にテレビで見た自閉症の方だ!
と気付き、すぐにこの本を購入して読みました。
テレビで見た時に衝撃だったの。
発語による会話も出来ず、
じっとしていられない重い自閉症の男性が
文字をポイントする事でコミュニケーションを取れるという内容。
その文字ポイントでの会話は、見た目では分からない感情や悩みなどが彼の中にある事を表していた。
動きや発する声などの情報では想像つかないような内的思考がある事にビックリしたの。
で、その彼、東田直樹さんが13歳の時に執筆した本が
「自閉症の僕が飛びはねる理由」
私達が外側を見て、なぜこんな事をするの?
どう思っているの?という質問に対して答えていく内容と、間に東田さんが書いたショートストーリーが入っているこの本。
こんなにも自分自身の身体をコントロールできない人がいるんだ
という発見と驚き。
この本では、どうしても声や身体の衝動をコントロールできず、叫んでしまったり、走りだしてしまったりする葛藤が書かれているの。
やっぱり、自分を基準に考えていたなぁと反省。
自分と他人は違うって分かっていたけど、
こんなにも違う人がいるんだ!
と知る事は本当に大事だと思った。
だって、声や身体って自分で動かそうと思って動くものだと思っていたし、叫びたくもないのに叫んだり、動きたくないのに飛び出してしまったりする事なんてないって思ってた。
でも、どんなに心で嫌だと思っていてもコントロール出来ずに悩んでる人がいる。
片付けたいと思っていても、どうやったら良いか分からないとか、大事な事でもどうしても忘れてしまう人がいるのは分かっていたけど、こんなに自分と戦ってる人がいる事に衝撃。
同時に福祉の本を読んでたので、色々と考えちゃった。
是非、色んな人に読んで欲しい。
自分の当たり前は当たり前じゃないって分かるから。
人って本当に違うって感じられるから。
成長してからの本も気になるところ。
じゃあ、またね〜