ジロウ:皆さんおはようございます。
タロウ:今日もよろしくお願いします。
ジロウ:今日は部活動の話やで
タロウ:良いね、思い出すだけで胸が熱くなりますな。青春の1ページや。お前何部やってん?
ジロウ:俺はパソコン部やったわ。就職に有利かなと思ってね。
タロウ:うわ〜。お前みたいなんが日本ダメにしてんねやろな。自覚せいよ。そして後悔と反省せい。
ジロウ:問題発言やぞ今の。ええやないかいパソコン部、楽しかったで。勉強になったし。
タロウ:パソコン部って青春の何ページ目にあんねん。載ってんの見たことないわ。
ジロウ:ページ数知らんわ。何の書籍やねん、青春本って。偉そうに言うてるけどお前何部やってん?
タロウ:ワープロ部
ジロウ:こらこらこら。お前の体ブラインドタッチしたろか。こら。
タロウ:どんなツッコミやねん。気持ち良さそうやんけ。
ジロウ:変わらんやろ。パソコン部とワープロ部。ようバカにしてくれたな。こらこらこら。
タロウ:止めろブラインドタッチすな。そして一緒にすな。俺等はパソコンの中でもワードプロセッサーに特化した部活やねん。
ジロウ:ほな何か?他にもエクセル部とかパワポ部とかあったんか?
タロウ:なにそれ?
ジロウ:ホンマにワープロしか知らんのね。
タロウ:タイプライター部はあったで。
ジロウ:なんなんその学校。最強の事務員を養成する秘密組織なん?
タロウ:ごちゃごちゃ言うなや。こっちは夜遅くまで休み無しでやってんねん。
ジロウ:何をすんのよワープロ部が。
タロウ:まずやな、いかに美しくエンターキーを弾けるかを学ぶねん。
ジロウ:アホくさ
タロウ:羽生善治が王手した時の駒の置き方研究したりな。
ジロウ:参考にならんやろ。羽生震え知らんのかお前。あの人勝つ時手ぇ震えんねんで。
タロウ:そやで、だから大体隣の数字キー押してまうねん。やり直しや。
ジロウ:なんやねんそれ。ワープロ部の風上にもおけんな。
タロウ:ほとんど将棋部との合同練習やで。楽しかったなー将棋。
ジロウ:入る部活間違ってるやんけ。
タロウ:あれも辛かったわー。階段ウサギ跳びで登らされるの。
ジロウ:推奨されてませんよそれ。
タロウ:あ、時代的にNGか。
ジロウ:時代的にもワープロ的にもNGやな。
タロウ:これマジやねんけど、キーボード叩く最適のリズムが、ウサギ跳びのリズムと丁度3秒違うらしいねん。
ジロウ:ん?
タロウ:だから、この階段ポンポン行くのと、キーボードカタカタ打つのあるやろ?
ジロウ:うん?
タロウ:それが丁度3〜4秒違うらしいねん。
ジロウ:またズレたね?
タロウ:スゴいやろ?ちゃんとした本に偉い人が書いてるの見たって留年した先輩が言ってたわ。
ジロウ:へー、その部活アホしか入ってへんやろ?
タロウ:失礼な事言うなや。あんまり怒らせると羽生震えでデコ突くぞ。
ジロウ:やめてくれ。ちょっとズレるらしいやないか。
タロウ:ビビりやがって。
ジロウ:さっきからなんやねんお前。ワープロ部は黙ってキーボード打ってろや!部屋の中でカタカタやっといたらええやん。
タロウ:いや、興奮してるけど…パソコン部も一緒じゃない?今の話?部屋の中でキーボードカタカタって…。自虐?
ジロウ:ちゃうわ。俺らはパソコンやから!ネットでゲームしたりすんねん。お前らそんなん出来んやろ?
タロウ:イヤ、ゲームくらい俺らだってできるわ。
ジロウ:なんのゲーム?
タロウ:将棋ゲーム。
ジロウ:もうええわ。