『日経メディカル』からの情報シェア
米国血液学会〔ASH〕総会で発表されたデータで、
近年、手術なしで完治し得る悪性腫瘍の代表格と称されるようになった『悪性リンパ腫』の中で、
残念ながらまだ予後不良とされてきた『濾胞性リンパ腫』の治療成績を更に向上させる新しい治療法が開発された
という、大規模臨床試験の成績です。
いま話題の『分子標的治療』のひとつで、
ここに取り上げられている長い名前の新薬が、
既に日本でも中外製薬から発売されている『リツキサン』よりも高い治療効果と安全性が証明されたことが書いてあります。
これらの『分子標的薬』は、悪性リンパ腫の細胞表面にある「2型CD20」という分子に結合して、患者さん自身のリンパ球を誘導して、腫瘍細胞を破壊します。
「薬」と表記されていますが、中身は、「2型CD20」という分子だけに特異的に結合する抗体〔モノクロナール抗体〕で、
悪性リンパ腫の腫瘍細胞以外には反応しません。
この抗体がくっついた腫瘍細胞を、患者さんのリンパ球などが破壊する現象のことを
、記事の本文中に出て来る『ADCC』と呼びます。
近年の医学は、医師でも免疫学が苦手だと理解できない治療法が増えてきましたが、
逆に、高校生物を履修していれば、文系の方にも理解できる分かりやすさもあります。
濾胞性リンパ腫
→ 2型CD20
→ リツキサン投与〔分子標的薬〕
→ モノクロナール抗体が2型CD20に結合
→ ADCC〔自己リンパ球誘導〕
→ 腫瘍細胞破壊
と、順番に流れを整理すると分かりやすいです。
いま、腫瘍免疫学が熱いです!
\m/(`∀´)\m/ メタル魂!
〔出典〕
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/search/cancer/news/201612/549263.html
https://www.facebook.com/cancerex/posts/698713540294355




