いわゆる “人食いバクテリア”の感染拡大が問題になっています。

 

「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」による死亡者が、昨年の431人から442人に増加したと『国立感染症研究所』から本日、発表がありました。

 

 

「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」に対してリスクが最も高いのは、“部分的な免疫不全を有する方”です。

   

   

具体的には「コントロール不良の糖尿病」の患者さんです。

 

糖尿病の患者さんは、生体防御を司る白血球機能のうち、細菌や真菌に対する防御免疫を司る「好中球機能」が低下します。

 

このため、感染防御免疫の応答能が低下しますが、炎症自体が鎮静化するわけではないので、感染源が体内に感染してしまってから重症化しやすく、自らの炎症の激しさで、身体へのダメージが大きくなってしまい、劇症型の経過を辿って死に至るわけです。

  

  

逆に、高齢者や、化学療法施行中の患者さん、エイズ(後天性免疫不全症候群)の患者さんなどは、免疫反応全体が低下するので、感染しても劇症型の炎症は起こりません。

 

炎症の激しさは、侵入してくる起炎菌の侵襲の強さだけでなく、患者さん側の免疫反応も大きく関与しています。

免疫力が高いことによって、激しい炎症が自分自身を損ねるということもあるのです。

  

  

  

では、具体的にどうしたらいいのかというと、

  

  

  

・『糖尿病』の患者さんは、HbA1Cにして7未満の管理を徹底する

 

・『扁桃肥大』など、炎症反応が過剰に強く出る原因を有する方は、適切な処置を受ける。

 

・その他、免疫系の障害リスクを有する方は、感染症専門医の診療を受ける

  

  

ということになります。

  

更に、

 

・『インフルエンザ』『麻疹』など、全身性の消耗性炎症性疾患に罹患した後は、細菌や真菌などの二次感染が多いので、重症化、遷延化しないうちに治癒を心がける

 

・「手術後」や「化学療法後」の患者さんなどは、マスク・手洗い励行など予防を徹底させる

  

  

など、二次感染への対策も重要です。

  

  

  

〔出典〕

 

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http://spotlight-media.jp/article/120027474954589118?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=twitter_share&utm_content=pc