香港は国家安全法で危険になったのか? | 『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

公務員でありながらタックスヘイブン香港に投資する、世志(よっしー)が、単にお金を稼ぎたいとか、欲のためではなく、「愛する家族の幸せのために」投資する仲間と共に、海外投資を学び、2018年にハワイ発の豪華客船クルーズに乗船することを目指す

香港で国家安全法が2020年にでき
その後今年1月に
国家安全法を補完する目的で
国家安全条例ができました。

それにより日本では一斉に
マスコミ報道では

「香港の社会統制は一段と強まる」
「メディアへの規制が
一段と強まるとみられている」

こう報道されています。



しかしその一方で、
こんなニュースがあるのを
あなたはご存知でしょうか?

世論調査を実施する「香港民意観察研究中心」が、2024年3月に無作為抽出した市民649人(18歳以上)を対象に、電話で国安条例の妥当性を聞いたところ、70%以上が国家の安全を守ることは香港当局の憲法上の責任と回答した。
国安条例の審議中、当局には計1万3147件の意見が寄せられ、うち1万2969件は条例を支持する意見だった。反対意見は93件だった。

意外にも
香港人は国家安全法や
国家安全条例を「支持」!

変じゃないですか??
日本人の見方だと
「国家安全法は悪」なのに
当の香港人は支持って。。

ここに深い、深い、
香港人の考えがあります。


どういうことかといえば
「香港人の処世術」です!

わかりやすい例で言えば
香港の女神と呼ばれる
民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)。

彼女は2023年12月に
カナダに事実上の亡命をした。

そして今年になり
国安法により指名手配になっている。



でもね、、公務員だった
世師(よっしー)から見れば

「なぜ彼女のパスポートを
取り上げないのか?」
そう感じざるを得ないのです!

パスポートは国により発給されるので
逆に言えば香港政府は
剥奪or発給拒否も可能
です。

そして
周庭は放っておけばいつか必ず
亡命するのは明白、、

というか
亡命しか残されていない運命

もし本気で
香港政府が周庭を潰そうと思えば、
旅券を取り上げてしまい、
香港から出られなくすれば良い。
そうすれば生き殺しになる。。

しかし!!
香港政府はそうはしなかった?

なぜでしょうか??


香港で語られているのは
「わざと」周庭を
香港は「逃した」
のだと!

旅券を取り上げず
香港ではなく海外で
自由に生きなさいと。

香港人はしたたかです!
中国の顔色を見つつ
計算高く生きるのが
彼らの特徴です。

実はあなたは
このように海外に亡命した香港人に
懸賞金がかかっているのを

ご存知でしょうか?

その額2千万円/人!

一人見つけて連れて帰れば
2千万円ものお金がもらえる!

しかし・・・
誰一人として懸賞金を
受け取った人はいない
。。

なぜか??

それは中国政府向けの
パフォーマンスだから!

会社内でもよくいませんか?
上司などに向けて
パフォーマンスだけ上手い人。

・・・あれです!

「わたしやってますよ!」
「こんなにも頑張っている」

そうやって
香港は中国政府に、
習近平に、アピールするために
懸賞金をかけていますが、

「実際は誰もやる気がない」
のです。

本気でやっていない。。
本心は別だから。



こういった香港人の思いを
きちんと「正確に読み解き」
理解する必要があります。

日本のマスコミのように
表面的な取材しかせず
「香港の社会統制は一段と強まる」と
紋切り型に論ずるのは無意味。

実際に香港に住んでいる人から
話を聞くとこういう意見が
ほとんどなのです。

見方が間違っています!

香港はしたたかで
元気なのです!!