前回の続き
アルゼンチンに
2023年12月にミレイ新大統領が
誕生しました!
この大統領は何がすごいのかといえば
・中央銀行(日本でいう日銀)廃止
・ペソを廃止し、米ドルの導入
これを掲げて大統領になり
就任と同時に
一気にペソを54%も切り下げました!
(日本で言えば円安にした)
それと同時に
「通貨を毎月2%ずつ
切り下げする」
そう発表しました!
毎月ですよ!毎月!
2%ずつ。
2%ずつということは
例えば1ドル150円なら
これが来月は153円に「3円」円安。
それが翌月には
156円になる!
こうやって2%(約3円)ずつ
強制的に円安に政府がしていくと
言っているのです!
そうすることで
ドルベースで見た国の借金を
実質的に目減りさせるため!
国の債務残高1,000兆円は
1ドル100円なら10兆ドルだけど
1ドル200円なら5兆ドル!
ほらっ!半額です!
何もしていないのに
円安にしただけで借金が半額に。
そんな楽なことないでしょ!
それを見込んで
毎月円安を強制的に進めるのが
アルゼンチンなのです。
しかし
じゃあアルゼンチンが勝手に
通貨切り下げを進めているのかと
言えばそうじゃないです。
就任前にきちんと米国を訪問し
ビル・クリントン元大統領と会うなど
米国と話をつけています!
つまり
「ペソを廃止し、米ドル導入」や
毎月2%通貨を切り下げていくことは
米国も『同意』して導入しています。
その反面国内では当然
2023年12月のインフレ率が
211%になるなど、
インフレがめちゃ進んでいます。
211%ということは
前年に比べ物価が2倍になった!
何でも物が2倍・・
そして
商店では店主が売り控をするので
店からは物が消えている・・
それに加えて
ガソリンなど輸入品は毎月2%
絶対高くなる国。
それはこのグラフを見れば
一目瞭然です。
毎月毎月円安が進むので
まさに茹でガエル状態で
国民は苦しみが終わる
目処が立たない。。
でも思うのです!
もしアルゼンチンがこの改革で
債務を削減でき、
生まれ変わったら?
米国と入念に打ち合わせし
米国の知恵を十分借りた上で
アルゼンチンはこの為替政策を
導入しているのは間違いないです!
壮大な実験として
米国はアルゼンチンにやらせている。
じゃあ、成功した暁には??
..
..
..
当然次は日本に
同じことを米国はさせる!!
それは誰もがわかるとおり!
「毎月2%の強制的な円安」
これが起きていったら
『1年間で36円も円安に』なる。
2022年、2023年のような円安を
毎年毎年「強制的に」
政府が起こすとなれば??
ヒーヒー言っている国民は
ほとんどが付いていけないこと
確実ではないでしょうか?
それが地球の裏側で
実証実験として起こっていること。
「次は日本で」
起こるかもしれないこと。
円高が来ると喜んでいる人は
もっと現実を見ていないと
これから生きていけない。
もっと残酷な未来が
他の借金多寡の国では
起こっているのですから。