10月11日の京都新聞に
このような記事が載っていました。
「生活困窮で所得税滞納、口座の給与差押は違法」
→ https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/32769
実は税金の取立て屋である徴収官だった
世師(よっしー)。
預金や株、給与を差押えしたもことあるし、
高価なアンティーク切手や売掛金、
中には「風俗店のレジの中の現金」、、、
何てものまで差押えしたことがあります(苦笑)
『納税は国民の義務』なので
払えるのに払わない人を「悪・即・斬」で
ブイブイやっつけていました。
なので、県内では当時は結構有名な存在でした。
で、、、
今回の事件はどういうことかというと
国税徴収法第76条で給与って差押えていいけど
差押え禁止額っていうのが決まっているんですね!
単身者は10万円。
生活を一にする人がいれば、+4.5万円/人とか。
あと、体面を維持するために使うお金の額とか。
これらを差し引いた後の金額が
「差押え可能な給料の金額」ってなっているんです。
給料といえども、
全額差し押さえされちゃ「生活できない」から
法律でこういう風に規定されています。。。
この法律の規定により
10万円に満たない月給の人の給料は
ひらたくいえば、差押えできません。
なぜなら、
単身の人でも最低10万円の差押え禁止額があるから。
「これだけは生活費として残してあげなさい」っていう
立法者の考え方なんです。
でも、、、
これが預金となれば別です!
普通預金となれば、1円以上あれば
いくらでも差押えできます。
だから口座を確認して、お金があれば
いつでも差押えをしていました。世師(よっしー)は。
が、、、
そこを悪用したのが、今回の事例!!
税務署は給料が振り込まれた2日後に
「普通預金」として差押えしたんですね。
『実態は給料』なのに
口座にお金が振り込まれているんだから
それは「預金」だろとみなして。。。
・・・ちょっとおかしいよね!!
これは確実に意図的にやってます。
給料が振り込まれる日を狙い
その後を狙って意図的に差押え。
なぜなら
滞納者の給料が低いので
通常の給与差押えの方法だと、差押え禁止になるため
差押えできないから、口座に入金された後にやろうと。
「これは給料ではなく、預金だ!」と
税務署が勝手にみなした行為だからです。
実はこれ、
世師(よっしー)のいた県内の他の自治体でも
『ごく普通にやっていた』と10年以上前に聞きました。
新聞記事によれば
税務署でもよくやっているとあります。。
でも!!
世師(よっしー)はやりませんでした。
世師(よっしー)達の元に指導に来てくれていた
元高松国税局の敏腕徴収官「鬼の藤原(仮名)」。
この元税務署長まで務めた徴収の鬼。
すごいのが国税局や税務署に行くと
署長などの偉い人がどんどん挨拶にやってくるんです。
行列ができるほどでした(笑)
そして
税務署職員の会う人会う人が、
「世師(よっしー)さんのもとには
鬼の藤原さんがいるじゃないですか!あの人がいれば・・・」と
言うんです。
それほど、
後輩から慕われ、かつ能力もある人だったのです。
でも!
丁寧で礼儀正しく、語りもスマートな人。
この鬼の藤原さんが言うには
「預金は給料が原始だったらダメだから、差押え時は注意してね」
「だから、絶対に
差押え前には、3ヶ月間の口座の動きは確認すること!」
「そうしたら、間違いないから!!」
「確かに普通預金として差押えは可能かもしれないけど
お天道様が見てるよ!間違ったことはしてはいけない。」
「血も涙もある滞納整理だけど、おかしいことはしてはダメ」
そう強く教えられました!
・・・そこじゃないでしょうか?
昨今の公務員は杓子定規に
「言われたことはやる!」「社内の決まりは絶対に守る!」
こういった人ばかりです。
『それは正しいのか?』
『それをやることが公共の福祉のためになっているのか?』
この視点が全くない!!
おそらくどの税務署や自治体も
徴収率を上げるという「数字を追う」ばかりになり
無理な差押えまでやってしまっているのでしょう。。。
なげかわしい。
お天道様は見ています。
「あなたの仕事が家族に胸を張って誇れる内容か?」と。
しょうもない、忖度文化。
言われたことを忠実にするだけの人。
そんな官僚社会を『異端公務員』が打破してほしい。
そう強く思うばかりです。
追伸
投資も同じです!
「儲かればいい」「自分だけが儲かればいい」
というだけの人は落ちていきます。必ず。
利回りだけを、数字だけを追い求めて行く人。
人の迷惑、時間を考えず、自分だけ良ければいい人。
そういった人は
お天道様が見ています。
だから一時的に儲かっても
最後には破局が待っています。。
神様は良い行いをしている人には、
絶対にフェアに裁いてくれますので。
お天道様はあなたの行動を全て見ています!!