公務員が『県庁の星』を読んでみると・・・ その② | 『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

公務員でありながらタックスヘイブン香港に投資する、世志(よっしー)が、単にお金を稼ぎたいとか、欲のためではなく、「愛する家族の幸せのために」投資する仲間と共に、海外投資を学び、2018年にハワイ発の豪華客船クルーズに乗船することを目指す

前回の続き



世志(よっしー)が
読んでいて「なるほど」と思ったのは
クレーマーに対する対応のシーンだった。


『寝具係に配属された野村の元に、
「買った枕がよく眠れないので交換しろ」
と老婆がやってきた。

老婆に対して謝り続け、
愚痴を聞いて帰ってもらった二宮に対して、

「なんで謝ったりしたんですか?
こっちは悪くないじゃないか?」
と野村が問うと、

「客商売やっていると、
申し訳ありませんなんて言葉、
しょっちゅう言っている。」

誰が正しくて、間違ってるかは関係ない
ここは裁判所じゃない!」

と二宮は答えた。』

~「県庁の星」より引用~


これを読んだ時、
世志(よっしー)は
「あっ、これは役人の世界と真逆だ!」
と感じた。

役人の世界は
「どちらが正しいか、どちらが筋が通っているか」
とにかくこれしかない!!



どっちの議論が説得力があるか?
どっちがより批判されないか?


こうやって考えるのが
役人の常だ!


「誰が正しくて、間違ってるかは関係ない。
ここは裁判所じゃない!」

ってそのとおりだよね!!

本当の問題
「お客さんである住民がどう感じるか」
なんだよね!

考え方が全く逆だ!



◎こんなヤツよくいる~!

よくあるのが、

「◎◎税のことで課税を担当している◎◎税課から
徴収課に行けと言われたから来たのだけど」
と言うから話を聞いてみると、

「そもそも課税の理由が知りたくて
ケンチョーにやってきた人で、
十分に課税理由の説明を受けていなかった!」

そこで、◎◎税課に再度案内して
対応した職員のもとに連れて行くと、

「だって、
その人が払いないっていうから、
そっちに行かしたんだよ!」って

自分は間違ってたことをしていないので悪びれる必要がない
という顔をする。。。


こういったヤツは
まさに「自分が正しいかどうか」しか考えれず、

「住民が何を求めてケンチョーに来ている」のか
相手の立場に立って考えれない
典型的なダメ職員だろう。



「いや、いや・・・」

「お客さんはお前の対応のせいで2度手間になったし、
時間を無駄に過ごしてるよな!」

「そもそも、
お前が相手の口から出た言葉尻を捉えて判断したから
こういうマズい対応になったんだよ!」

「お前が客のニーズの本質を捉える能力がないのが
そもそもの原因なんだよ!」




こんなヤツには
世志(よっしー)はこういってやりたいものだ!


他にも、
政治家とのやりとりでも、
とかく役人の世界は「どっちの主張が正しいのか」
という問題になっている。

そうじゃないのだよ!

本当に考えないといけないのは
「住民がどう感じるか」じゃないの??





『異端公務員☆倶楽部』とは?