今回は心理分析でありエルパトのノウハウではないので、深層心理に興味がない人は他にしなきゃいけないことを優先していただきたい(笑)。

 以前も書いたが、エルパト業界(?)はカルト教団のようで、宗教のようなエルメス用語がたくさんあり、エルメス系ブログやSNSを読むのもたまにじゃないと胃がムカムカする(笑)。

 その中でも「担当さん♡」が強い人は、(低位の[後述のマズロー説を参照])承認欲求系と推察する。

 それ系の人にとってのエルメス担当者とは、

 自分を認めてくれる人。

という存在。

 承認欲求が満たされないまま大人になった場合(段階は後述のマズロー説を参照)、友達や同僚の「いいね」くらいでは解消されず、人々があっと驚くような人物からの承認を求めるようになる。

 承認欲求の強い人とは大方自分に自信がないので、「あの人がイイと言ってるんだから」という具合に強い立場の人の承認を欲する傾向が強い。運も寸もなく、周りも認めざるをえなくなるような説得力のある人物。

 芸能人・有名人がイイって言ってるんだからこれは良いとか、テレビに出てる人が言ってるんだから正しいとかそういうノリと同じで、自分自身よりも引き合いに出した「誰々」の考えやセンス、影響力を重要とし何よりも優先される。

 そういう人達にとって、世界中の人々が追い求めるバーキンやケリーを握っている(と思われている)エルメスの担当者から“認められる”(=枠ありバッグを出してもらえる)ことは承認欲求を多いに満たしてくれるに違いない。

 私から見ると、もはやバーキンやケリーが欲しいんじゃなく、エルメスのスタッフに(「エルメスジャポンに」ではなく)顧客として認められたいという(承認)欲求の方が強い印象がある。そのおまけ(形)にバッグがある感じ。

 だから名刺をもらいたがったり、担当者がつくことを目標としたり、恋愛に例えたりする人が多いんじゃないか。

 それどころか、バッグが出てしまうとそこで1つのゴールを迎えてしまうため、いっそバッグがどうこうよりも担当者との結びつき(どのくらいかまってもらえている(大切にされている?)か)を語っている間がもしかするとイチバン幸せなんじゃないかこの人達はとさえ思う。

 栄光浴の一種か。

 こういうタイプの人達は上司が存在する職務(または相方の収入による買い物とか)だろうと推察できる。自分で起業し150万円もするようなバッグを買おうかというところまでビジネスが軌道に乗った人であれば、それなりに自信もつきつつビジネスや相場とは何たるかを理解しているし、マズローの欲求5段階説から見ても、名刺や担当者で喜ぶ段階にないから(通常はその次の「自己実現の欲求」以降にある)。

 私にとっちゃバーキンやケリーは「自己実現の欲求」以降で手にすべきものだと思うが。精神(精神年齢?)的な分相応・不相応という視点で。

 エルメスと客の関係とは商売であり、しかもエルメスは外資でありかつ1.3兆円の巨大企業。普通に考えたらドライでシステマティックなはず。

 何百万円もお金を使えば覚えてもらったり担当者(連絡係)が付いたりするのは当たり前で、むしろそれだけお金を使っても認めてもらえない客がいるのならば、それはなぜか(*1)と考える方が妥当。

 (*1)ほとんどの場合買った後使っている様子がない(すなわち転売している可能性が高い)とかそんなとこだろう。その視点で見ればエルメスがボッタクリ商法なんじゃなく、販売した後もよく仕事(観察)しているということ。

 投稿やブログ記事のタイトルに「担当さん」が頻繁に出てくる人は、3年後にはブログまたはSNSアカウントごとなくなっているか、エルメス関連の投稿はなくなっているだろうと予測する。※特にタイトルに持ってくる場合、それが本人の中で最も重要なキーワード化していると考えられる。

 なぜかというと、そのくらいの周期でスタッフが異動するだろうから(笑)。

 担当者との良い関係を築き、二人三脚で豊かなエルメスライフを築き上げたということが誇らしいのかもしれないが、購入履歴は当たり前にそのまま引き継がれ、後任がエルメスの基準に沿ってバッグを出す。

 いや「後任」かどうかさえ重要ではなく、端末に「バーキン可」「ケリー可」といった(またはそれ相応の)マークが出ていれば、スタッフを問わず在庫さえあれば出すし、そのマークが指し示すランクの範囲内で、顧客の要望が通るものだと私は思っている。いわゆる「会員ステージ」「会員ランク」と同じ。

 すなわちエルメスとの関係はエルメスの“システム”との適合度合いで決まるものであり、担当者との相性で決まるものじゃない。

と私は考えている。

 販売担当スタッフを指名するのは、気分良く買い物ができるか否か、そこだけ。人間なので当然に合う合わないがある。

 が、ホストクラブよろしく“担当さん”に貢ぐことで「喜んでくれている」ことを心の拠り所にしている人達は、担当スタッフの異動・退職と共にエルメスライフに幕を閉じるのかなと思う。

 「異動先についていく」という人もいつつ(笑)。

 本音を言うと個人的には極めてどうでもいいことなんだが(笑)、昔から私の心理分析を期待する人達が一定数いるので時々投稿してみる次第。

 私としては所得と欲求の段階がエルメス相当であれば、枠ありバッグまで辿り着くのは何ら難しいことではないと感じている。そうじゃない人達が山のように参戦したから乱れて見えるだけ。


via Charlie's Intelligence
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