前回書いたブログの続きとなる。
(私自身、あんまり長いブログを読むのが好きではなく、そして、あんまり長いブログを書くのも得意ではないので割と小分けにして書くタイプだ。)

ざっくりオサライすると、ペットのシマリスはいつも放し飼いにしておけば、夕方勝手にゲージに帰って寝ているのだけれど、昨晩は夜中になってもゲージに戻らなかったという事件が起きた。

だけど、私たち夫婦には心当たりがあった。
彼女(ペットのシマリス)は、冷蔵庫の裏に別荘を拵えて居たのだ。


もちろん、私たちだってそれを良しとはして居なかった。だから、ホームセンターで鳥避け用のネットを買ってきて冷蔵庫の裏にピッタリと張り巡らせ、養成テープでしっかりと貼り付けるという対策を練った。

しかし彼女の手にかかれば、小さく鋭い歯で、少しずつ時間をかけて、何食わぬ顔をして、鳥避けネットに穴を開けて入り口を作りするりと中に入ると、巣材や餌を運びまたそこに別荘を作るのだ。


私たち夫婦は、ネットの強度を上げた。しかし、彼女の歯にかかれば、それはまた簡単に穴を開けられた。それを幾度となく繰り返した結果、もう人間の方がお手上げ状態になったのだ。

なんと小さな歯で器用に執念を見せてくれるのか。
そんな働き者な彼女に愛は深まるばかりであった。


私たち夫婦は冷蔵庫の裏をくまなく調べた。
一応モーターなどが剥き出してるような事はなかった。あと、冷蔵庫の裏はすごく暖かかった。暖かいというよりは、熱いと言った方が分かりやすい。

これをヒントに、知恵を絞って対策を練っていこうという事になった。その段階で、人間とシマリスの知恵比べは、シマリスの方が一枚上手のようだった。

〜昨日の晩ではなくもう少し前の出来事〜



そんな中、夕方になってもシマリスがゲージに戻らない日が2日ほど続いた。
私もこんなに悪阻が酷くなる前は、必ず夕方シマリスの様子を見に、籠っている寝室を出た。

彼女がいない!
と思っても冷蔵庫の裏からガサゴソ音がするので、居場所と生存が確認できた。

わたしは餌で釣ったり、大きな音を鳴らしたり、色々な思考を凝らして彼女をおびき寄せた。



その時の様子が、これだ。
お判り頂けるだろうか。


餌を振っても名前を呼んでも大きな音を出しても出てこない、だけど、この時は、好物のチーズを大盤振る舞いで出したら、向こうがチーズを食べに出てきて試合終了した。

そして、その次の日も夕方になってもゲージに居なかったので、同じ様にチーズを出してみたけれど、もうその手は食わないと言った様子で彼女は一向に出てくる気配を見せなかった。


そこで、昨日よりも大きな音を出すと、ビックリした彼女は、私の肩によじ登ってきて心配そうに辺りを伺っていた。そんな彼女を私は一目散にゲージに戻して鍵をかけた。

「ハメラレタ!」と言わんばかりに彼女は不機嫌そうにゲージの入り口に飛びついた。

ごめんね、と思うと同時にそんな様子も可愛くて愛情が込み上げてきた。


では次回に続く。