国際観艦式(1) 「もがみ」東京国際クルーズターミナル 2022/11/12~14
2022年11月6日に「令和4年度国際観艦式」実施された。
国際観艦式は、3年に一度行っている海上自衛隊の通常の観艦式よりも規模が大きく、
「西太平洋海軍シンポジウム」に合わせて、30の加盟国が各国持ち回りで開催している。
日本の主催は、海自創設50周年を記念して2002年に初めて実施した前回に続き、20年ぶりの2回目。
海自の参加艦艇数は20隻、航空機は陸海空合わせて27機、海外からは米国をはじめ12カ国の艦艇18隻と航空機2カ国(アメリカ、フランス)の6機が参加。
10月29日から11月13日を「フリートウィーク」として各港で護衛艦が公開された。
東京国際クルーズターミナルでは、11月12,13日になんと今年就航した最新鋭護衛艦「もがみ型護衛艦」の1番艦、2番艦である「もがみ(FFM-1)」と「くまの(FFM-2)」を公開するとのこと。
これは行かねばならない、最新鋭護衛艦1番2番艦が横須賀以外で揃って公開されるのは、殆どないであろう。
もがみ型護衛艦
従来の護衛艦とは一線を画したコンパクトかつ多機能な艦艇とされており、艦種記は、フリゲートを表す「FF」に多目的と機雷の頭文字の「M」を合わせた「FFM」という新しいものが採用された。
これまで海自護衛艦には、汎用護衛艦を表す「DD(Destroyer)」や、沿岸用護衛艦を指す「DE(Destroyer Escort)」などの艦種記号を与えられていた。
「フリゲイト」の定義は、駆逐艦(Destroyer)より小型のものを指とのこと。
掃海隊群(横須賀基地)に配備され様々な運用試験がされている。
徹底的なステルス処理を施されており、従来装備に加え機雷戦能力も盛り込み、多様な任務に対応可能な多機能性を持っている。
上甲板の配置は、前甲板では投揚錨関連の機器・艤装が露天ではなく艦内配置とされているほか、上部構造物が左右両舷いっぱいに張り出したことで、暴露部の通路が廃止された。
もがみ型のマストは従来艦艇の設備とは異なり、メインマストに設置した器材ごとカバーで包み込まれている。
武装は主砲62口径5インチ(127mm)Mk.45 Mod.4単装砲を1基、遠隔操作型無人銃架2基、17式艦対艦誘導弾4連装発射筒2基、垂直発射装置(VLS)Mk.41を1基(16セル)、対艦ミサイル防御装置(SeaRAM)1基、3連装短魚雷発射管を2基、機雷掃討具一式(UUV:機雷捜索用無人機、USV:無人機雷排除システム用水上無人機)、簡易型機雷敷設装置一式。
コンパクトなわりに強武装。哨戒ヘリコプターSH-60を1機、搭載・格納が可能。
以下の写真は「もがみ(FFM-1)」 特徴的なマスト
極力突起物を無くしている
公開を終え14日朝、東京国際クルーズミナルを出港







