巨人・内海と阪神・岩田の白熱した投手戦が展開され
両チーム譲らず1対1のまま延長戦へ。
9回が終わった段階で内海の投球数は140。
中4日ということでそろそろ交代かと思いましたが、
チームのため、そして自身の最多勝のために
10回の表もマウンドに上がり3者凡退に抑えました。
まさに巨人のエースの姿でした。
そのウラ、2アウト1、2塁の場面で内海の打順。
原監督は代打由伸を告げ、チャンスをベテランに託しました。
マウンドには新人ながら浅尾に次いでセ・リーグ2位の
34HPを上げている榎田。由伸が榎田に抑えられると
この試合での内海の勝利投手はありません。
しかし、由伸は見逃し2つで3球で2ストライクに
追い込まれてしまいます。
さすがにこの場面で打つのは難しいかと思いましたが、
4球面の甘く入ったボールを捉え打球は外野に。
中継の画面越しに抜けろ、抜けろと祈った打球は
フェンスを越えライトスタンドに吸い込まれていきました。
代打サヨナラ3ラン。天才が内海の熱投に応えてくれました。
これで巨人は連夜のサヨナラ勝ちでCS進出に大きく前進。
一方、敗れた阪神は自力でのCS進出は消滅しました。
内海は10回147球でハーラー単独トップの17勝目。
防御率も吉見を抜いて1位に躍り出ました。
久しぶりに感動する良い試合でした。
