私「ジャカランダが家にあったらいいよねえ。」
Chris「盆栽買ったら?」
私「それが、どこで売ってるのか分からないよ。」
Chris 「Googleしたら?」
私「したけど、いまいち分からん。」
Chris 「どれどれ・・・うーん、写真は出てくるけど、どこで売ってるか分からんなあ。種から育てて盆栽にするんじゃない?」
私「種から?それはまた時間かかりそうやな。」
と言う会話から始まった我が家のジャカランダ計画。
Chrisがシティーのボタニックガーデンで、種を拾ってきてくれました。
オブラートのような皮を取って、水に浸します。
それには理由があって、種というのはそもそも発芽を抑制して、発芽に適した環境になるのを待つ性質があるそうです。
植物によって、それを解除するきっかけは違うのですが、試行錯誤の末、ジャカランダの種を目覚めさせるためには、水と光と温度が必要であることを発見しました。
日当たりのいい室内で4日目くらいで種が目を覚まします。
この時、上下を間違えないことがポイント。
生えているのは芽ではなく根です。
茶色い部分から双葉が出ます。
それを意識して埋める訳ですが、双葉が出るまで茶色い部分が乾いてはいけないので、地面から出してはいけません。しかし、しっかり埋めてしまうと、光を感知しなくなるので、軽く土を被せておかなければいけません。
埋めてからは土を絶対乾燥させないように、朝晩たっぷり霧吹きします。
それから、1週間から2週間経つと
それからさらに10日後、本葉が4枚になったのを見計らって、個室に引越し
そんな簡単に育つまいと、たくさん植えましたが、発芽した子は今のところ全員無事です。
ちなみに3グループに分けて、スタートしたところ
第1グループは、10個中3個。
第2グループは、10個中10個。←100%!
第3グループは、9個中6個。
発芽しました。
やはり差は出てきます。
条件は全く同じなのになぜかなとちょっと考えたのですが、もしかしたら、入っていた殻の新しさなどが影響したのかも知れません。あくまで推測ですが。
種の数を数える時に、ごちゃ混ぜにしてしまいました。
というわけで、現在19本のジャカランダの赤ちゃんを育てています。
先日、1本、様子がおかしいことに気付き、マイクロレンズで撮影したところ
よく見ると左側にも付いていたので、双葉を両方とも取り去りました。そしてか細い茎に付いているものどももピンセットを使って退治しました。
油断も隙もありません。
みんな大きくなってこんなになったらどうしよう⁉︎
引っ越さなきゃね〜なんて、冗談をいって笑っています。
幹が大人の腕の太さになって、ようやく花が咲くか咲かないからしいです。
背丈もかなり高くならないと。
赤ちゃんながら
「私たち、木ですから。草じゃなくてよ。」
という威厳があるように感じます。
19本あったら、3本くらいは盆栽に成功するでしょうか。
最初の頃は
「来年も拾ってくるよ。」
と言っていたChrisは、あまりの発芽率に驚いて、真剣な顔で
「大きく育てるのは最高3本までにしてよ。」
「もう来年は拾わない。」
と言っています。
・・・実はまだ何十個も種があるんだけど。
この子たちの冬越しの様子を見て、来年また植えるかどうか考えるつもりです。